登山者情報2,090号の2(クマの痕跡)

【2017年08月13日/立烏帽子/井上邦彦調査】
 墓参りの前、雨の合間を塗って関川村の立烏帽子に登ってきた。先日の雨によるものだろう途中の林道がストンと抜けていた。
 杉林を登って行くと、登山道の傍らにクマ剥ぎがあった。その後、梁山泊(山小屋)先まで数え切れないクマ剥ぎが点在している。これほどの数のクマ剥ぎは見たことがない。
 スギの周囲の大部分を剥いで横に齧っているものがあった。これではこの樹は間違いなく枯れてしまうだろう。
 古いがホウノキにもクマ剥ぎの痕らしいものがあった。ホウノキは始めて見る。
 一番興味深かったのは、スギの幹に大きく深い穴が開けられていたものである。ミツバチの巣をクマが食べた痕かもしれないし、ケラが突いたこともあったのかもしれない。
 またほんの少しだけ齧ったレベルで皮剥と言えないものまで千差万別であった。
下記のクマ剥ぎはP183からP192まで直線距離1km弱の間に
観察したものである。なお立烏帽子方面では確認していない。
最初に見つけたクマ剥ぎ(P183)
すぐ先の小さなクマ剥ぎ
3番目のクマ剥ぎ(P184)
4番目のクマ剥ぎ
5番目のクマ剥ぎ 林の中
6番目のクマ剥ぎ
ホウノキのクマ剥ぎ?
7番目のクマ剥ぎ 幹の周囲を殆ど剥いでいる
8番目のクマ剥ぎ 古い
9番目のクマ剥ぎ
10番目のクマ剥ぎ
11番目のクマ剥ぎ
12番目のクマ剥ぎ 古い
13番目のクマ剥ぎ
14番目のクマ剥ぎ
15番目のクマ剥ぎ 樹洞
スギの根元が整地されている
よく見ると鳥の羽が散らばっている
16番目のクマ剥ぎ
17番目のクマ剥ぎ
18番目のクマ剥ぎ
19番目のクマ剥ぎ
20番目のクマ剥ぎ 古い
21番目のクマ剥ぎ 古い
22番目のクマ剥ぎ
23番目のクマ剥ぎ
ここからは前掲と重なっているかもしれない

おわり