登山者情報2,134号

【2018年07月19日/石転ビ沢救助訓練/井上邦彦調査】
 飯豊朝日山岳遭難対策委員会救助隊と小国警察署の救助訓練が石転ビ沢において実施された。小玉川班からは若手2人も参加した。梶川出合の河床伝いルートは、頭上に数個の岩が何時落ちてもおかしくない状態であり、高巻きルートが良い。高巻きルートも足元が崩壊しつつある箇所があるので注意が必要だ。数日前に石転ビノ出合までの草刈りが終了していたが、決してハイキングコースではないことに留意したい。なお梶川の渡渉地点、出合すぐ上で雪渓から踏み跡に上がる箇所(今回刈り払いを行った)、出合から登山道に上がる箇所には目印の赤旗を設置したので山行にして欲しい。
署長訓示に続いて渡部隊長から注意事項の説明
いざ出発
梶川出合 赤丸の岩がいまにも落ちそうだ
赤丸の部分を拡大
上流からの撮影
梶川を渡り終えて汗を拭う
赤滝
石転ビ沢が見えた
石転ビノ出合
左が石転ビ沢、右は門内沢
右岸の水場に向かう 石転ビ沢では既に2箇所で雪渓が崩壊している
中ノ島(草付き)最上部のトラバースはまだ急斜面に雪渓が貼り付いている
雪渓から左岸の登山道に移る所に赤旗を設置
上の雪渓崩壊地 右岸を通過する
ホン石転ビ沢
中ノ島(草付き)を仰ぐ 雲が湧いてきた
訓練を開始する
講師は副隊長の吉田岳
新しい搬送具(担架にもなるとのこと)
早速、使ってみます
搬送開始
支点を打ち込んで確保を交替
大声で連携を取りながら、流れるように下る
ロープの長さを推測する
背負い手を空中で交替する
ドローンも登場
筆者は用件があるので、一足先に下山
オオサクラソウ
赤旗を設置
梶川の渡渉点にも赤旗を設置
高巻きコースも足元が危ない所がある ロープを新しく設置

終わり