登山者情報2,137号

【2018年07月31日/石転ビ沢〜梶川尾根/井上邦彦調査】

 梅花皮小屋で販売するレトルト食材を担いで石転ビ沢を登り、梶川尾根を降りてきた。05:砂防20ダム発、05:55-57うまい水、06:13近代慰霊碑、06:18落合を通過する。06:34-45、梶川出合は河床を通行し、食事とする。登山者2名が巻道を降りてきた。彼らの方が正解である。
 07:17石転ビノ出合、合流点下流の雪渓を渡り、07:22水場、07:34雪渓に上がる。07:49-08:02右岸の小沢で食事、雪渓の壁が低いことに驚く。08:36-51、ホン石転ビ沢出合で食事を取りアイゼンを履く。
 09:49、北股沢出合、水場が露出がしたので赤旗を立てる。旗を立て替えながら下って来るOTJが見えたので休まずに登る。黒滝は穴が開き、踏み跡に移る所が悪い。OTJが荷物を半分担いでくれた。左岸沿いに雪渓を登り、踏み跡に移る所でアイゼンを脱ぐ。小沢を横切り小尾根を登り、さらに小沢を横切って中ノ島(草付き)に移る。先日遭難者が辿ったルートを想像しながら登る。10:26、中ノ島(草付き)の水場。
 10:53-11:25、梅花皮小屋ででOTJからソーメンをご馳走になる。11:48北股岳山頂通過。登る時から右足首に違和感があったが、下りの時、時折軽く痛みがあるので、あまり速度を出さないように歩く。12:29-45門内小屋にて稲葉夫妻に挨拶。小屋から門内清水分岐まで2分、水場まで2分46秒、戻りは2分45秒だった。
 13:07胎内山、13:13扇ノ地紙。13:37ケルンにはタカネマツムシソウが咲いていた。何時もここは花の早い所である。13:48-14:09、梶川峰で食事をしながら電話対応。14:40五郎清水、水場まで下りは2分、上りは2分46分だった。
15:37-25湯沢峰で食事、16:57ならの木曲がり、17:25湯沢ゲートに到着した。
【花】
 梅花皮小屋から、イイデリンドウ、マツムシソウ(盛)、ウスユキソウ(色変わり)・コゴメグサ・シラネニンジン(盛)・ホツツジ・オヤマノエンドウオンタデ・ミヤマアキノキリンソウ・ハハコグサ・タカネナデシコ・イワオウギ・ヤマトウバナ・タカネツリガネニンジン・ミヤマコウゾリナ・イワテトウキ・コゴメグサ(盛)・
 北股岳山頂から、オヤマリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・ヤマハハコ・イイデリンドウ・クルマユリ・ハクサンボウフウ・エゾイブキジャコウソウ・シラネニンジン・タカネマツムシソウ・タカネツリガネニンジン・タカネアオヤギソウ・コゴメグサ(盛)・ヤマトウバナ・ミヤマコウゾリナ・ヤマハハコ・トモエシオガマ・ハクサンフウロ・キオンコゴメグサ・
 扇ノ地紙付近には、チングルマ・アオノツガザクラ・ニッコウキスゲ。下り始めると、キンコウカ(盛)・ミヤマリンドウ

石転ビ沢全体 003から雪渓に上がる、004で右岸からの小沢による融雪が進む
石転ビノ出合 このルートは間もなく通れなくなる
石転ビ沢上部
門内清水
五郎清水
正面が石転ビ沢 今回は門内沢との合流点下流を渡ったが、間もなく通れなくなる
正面右が門内沢、今後はこの雪渓を渡って石転ビ沢に入る
水場は草が伸びてきた
石転ビ沢下部の水流が左岸に変わった
右岸への渡渉が難しくなっているかも知れない
右岸の踏み跡を辿る
右岸から入る小沢
越えるのに一苦労
小沢を見下ろす
ホン石転ビ沢 ここからの落石の心配はない
ホン石転ビ沢対岸から仰ぐ
雪渓に冷やされて霧が出る
北股沢 過去にはここに迷い込んだ死亡例がある
北股沢出合から仰ぐ 黒滝が大きく露出してきた
北股沢出合の水場が使えるようになったので赤旗を立てた
水場から仰ぐ
OTJが中ノ島(草付き)の旗を回収しながら迎えに来てくれた
黒滝の踏み跡の一部に嫌らしく雪渓が残っている
黒滝から左岸沿いに雪渓と踏み跡を辿る
黒滝の穴 滑り落ちたら助からない
細くなっているのが黒滝 踏み跡に上がってアイゼンを脱いだ
小沢から小尾根に取り付く
小尾根から振り返る
大岩の所で小沢を横切り中ノ島(草付き)に移る
OTJがいるのが中ノ島(草付き)
先日の要救助者はここを踏み跡と勘違いし
そのまま直登し左の小沢を詰めたのかも知れない
こちらが中ノ島(草付き)に移る踏み跡
中ノ島(草付き)から振り返る
この小尾根の踏み跡を登ってきた
中ノ島(草付き)の水場は使える
赤丸が要救助者が発見された場所 沢をストレートに詰めたのかも知れない
中ノ島(草付き)最上部で小沢を横切る
オタカラコウが咲いていれば梅花皮小屋だ
昨日から稜線も高温だったようだ

つづく → (作業中)