登山者情報221号

【催事/新潟日報】

大石口のある関川村下川口のお年寄りグループが、旧米沢街道(越後街道)の登り口に大里峠までの昔の様子をミニチュアで再現するとともに、山野草園を作り、評判を得ている。代表は船山義次郎さん。

【催事/新潟日報】

6月9日迄、福島県立博物館において、「福島の山岳信仰展」が開催されている。

【案内書/山形新聞】

山形市・上山市・南陽市・白鷹町にまたがる白鷹山994mは、登山口に土壌浄化方式の便所を設置して話題になった。毎年5月13日に山頂で各市町長等が白鷹山サミットを開くが、今年はエリアマップを作成することとなった、年度内完成の見込み。担当は南陽市役所。

【案内書/山形新聞】

山形県東南村山地方事務所林務課が県内にし税刷る茸の図鑑・料理・生態を紹介した「森の贈物・きのこ編」を作成した。A4版25頁

【気象/山形地方気象台05月31日発表1カ月予報】

前半は低気圧と高気圧が交互に通るため、天気は周期的に変わる。後半は本州南岸に停滞する梅雨前線や低気圧の影響で、次第に曇りや雨の日が多くなる。期間の平均気温・降水量・日照時間は平年並み。01〜07日:前半に天気が崩れる日がある他は、高気圧に覆われ晴れの日が多い、気温は平年並み。08〜14日:天気は周期的に変わる。気温は平年より低い。15〜28日:前線や低気圧の影響で曇りや雨の日が多い、気温は平年より高い。

【その他/新潟日報】

新潟県警察本部が募集していた新型ヘリコプターの愛称が「ゆきかぜ」に決まった。

【小国町:長者原・川入〜西俣ノ峰〜枯松峰/1996年05月29〜30日高橋金雄調査】

民宿奥川入から入山する。田圃道を抜け、最初の小沢手前が登山口となる。道標はないが、道はしっかりしている。急な登りが続き、ヒメコマツの生い茂った尾根を530mのコルまで登る。一時登りは穏やかになるが、まもなく再び急な登りが続く。地図上727地点辺りから残雪が出てくる。新緑もひときわ鮮やかである。ところどころ夏道を歩くが、南側の雪庇上を歩く方が多い。西俣ノ峰からは北に枯松山が中々立派な山容を見せる。杁差岳はブナの樹間だが、本山や梶川尾根の展望もいい。西俣ノ峰から先、道型ははっきりしているが、薮が多くなる。稜線を南下して、枯松峰を目指すが、三脚をザックに固定しているので、薮に引っかかり、歩きにくいことこの上ない。薮を漕いで雪庇上に出て雪上を歩くが、雪庇が切れて止むを得ず再び薮漕ぎで夏道に出る。そんなことを何度か繰り返したが、暑さも加わり、かなりバテた。尾根筋はムラサキヤシオが満開で、きれいだった。カタクリも尾根の東側(雪庇側)に群生し、他に、オオカメノキ・イワイチョウ・ショウジョウバカマなどを見る。時々、東俣川から、ガラガラとブロックの崩壊音が聞こえてくる。1089を過ぎると、安定した雪面の尾根上を歩 け、ひと登りして枯松峰にツェルトを張る。本山から杁差岳まで一望だ。新緑は森林限界のわずか手前まで進んでいた。今回はここで一泊し、次の日、往路を引き返したが、枯松峰から見る限りは、頼母木山直下までは雪上を歩いて行けそうであった。頼母木山山頂付近は笹薮が出ていたが、東側の雪渓を伝って山頂間近まで行けそうであった。コース全般に、冬季間の赤布が多く残されていた。また、下山するときも東俣川からブロックの崩壊音は断続し、一度は長者原沢ですさまじい音と共に、大規模なブロック雪崩が見られた。

【朝日連峰:日暮沢〜寒江山/1996年06月03日入電、On The Way調査】

日暮れ沢小屋までようやく車で入れるようになりました。イワウチワ咲く登山道を1時間ほど行くと、雪の上になります。例年にない雪の多さのようで、まだ溶けきれない多量の雪と、ブナの大木の新緑のコントラストが目をひきます。清太岩手前のピークには、まだ大きな雪庇があって、これからも注意が必要です。アイゼン・ピッケルがあれば心配ないでしょうが、せめてストックは準備したいものです。左に巻きながら進むのが良いようです。このピークより清太岩までは、登山道が所々出ているので、外さぬように。左側には雪庇が張り出しているので、特に注意が必要です。カタクリ・ショウジョウバカマが咲き乱れています。ツマトリソウもたくさん見られます。ユウフンまでは登山道ですが、雪庇に引っ張られ亀裂が多いので注意が必要です。竜門小屋へは右へトラバースする足跡が見られますが、滑落の危険もあるので竜門へやや左に巻きながら雪渓を登る方が良いのではないかと思われます。竜門小屋は水がまだ出ていません。テント場の雪が豊富にあるので使えます。竜門より寒江山はやはり巨大な雪庇による崩壊と亀裂が登山道に見られるので、今後修復が必要と思われます。シラネアオ イの咲き始めが心なごませ、これからの朝日の花旅が楽しみです。