登山者情報227号

【朝日連峰:泡滝ダム登山口〜大鳥池/1996年06月16日平田健治調査】

08:00登山口泡滝ダムを目指し鶴岡出発。現在の車止めは黒渕小沢、数台分の広場あり09:10着。06月10日(月)蘇岡()発電所からここまで開通。途中の猫渕沢のもぐり橋は平水時問題なし09:30登山開始、泡滝ダムまで10分、この間3箇所雪渓が登山道を埋めている。ブルが動いた跡があり、危険なトラバースは不要、車の通行は当分先になる模様。泡滝ダム〜七ツ滝沢間は、右下に東大鳥川を見ながら歩く。易たるところで雪崩が夏道を消し、雪渓が谷底まで続いている。緊張したトラバースを強いられる。10:45冷水沢到着10分休憩。名の通り冷んやりとした沢風が火照った身体に心地よい。ここ冷水沢と先の七ツ滝沢にかかる吊橋は、共に崩壊し、一本吊橋の要領で渡る。修復は7月以降になる。11:20七ツ滝沢到着。10分休憩。東大鳥川はここで西ノ俣沢と七ツ滝沢を分ける。七ツ滝沢沿いのブナ林を緩やかに登り30分で七ツ滝コースの分岐である。ここから先は全面雪道となる。(七ツ滝コースは不明、途中危険箇所あると聞く)。夏道であればつづら折の登りとなるが、登山道を追いかけ急斜面のトラバースを繰り返すよりも直登したほうが良い。数分で頂上に向かってまっすぐに伸びる長い雪渓に出る。 かなりの急登である。下山の時はアイゼンが欲しい所。12:30大鳥池到着、池は一面白い雪で閉ざされている。大鳥小屋にて昼食、管理人と山談議。14:20下山開始16:40車止め到着。
登山道を塞いでいる雪渓、そのトラバースも危険な箇所の連続である。二つの吊橋も壊れている。初心者はご遠慮願いたいと管理人の弁。昨日(06/15)午前07時に出発し、午後07時七ツ滝沢に到着し、ビバーク。今朝、大鳥池に来た者がいるとのこと。ブナの新緑と白い雪のコントラストを求め登ってくるカメラマン、途中断念し引き返すものも多いという。大鳥池の春はまだまだ遠い。
雪が消えたばかりの登山道いっぱいにブナの芽生えがあった。春の息吹が感じられる一面である。確かに春はそこまで来ているのだが。

【気象/新潟地方気象台09日発表】

新潟県を含む北陸地方は、ともに6月上旬の後半に梅雨入りしたとみられる。
平年より5日早いが、昨年よりは5日程度遅い。6月初めから7月初めにかけての降水量が、平年並みになる確率は50%。7月は平年に比べて曇や雨の日が多く、気温は低めだが、降水量は平年並みになる見込み。

【催事/飯豊町】

ゆりまつり 期日:06月15日〜07月14日 場所:飯豊町どんでん平ゆり園 金額:入園料大人200円 問合: 0238-72-2111 飯豊町観光協会