登山者情報240号

【飯豊連峰:梶川尾根〜大日杉口/1996年07月23〜25日井上邦彦服部義昌調査】
天狗平〜滝見場:オオコメツツジツルアリドウシギンリョウソウチゴユリムシカリマイヅルソウツクバネソウオオイワカガミ滝見場〜梶川峰:五郎清水は使用可能。1,470mの雪は少なく問題なし。1,600mでは登山道が雪に埋もれている。南側端を登降すれば問題ないが、下降の時北に寄らないよう留意すること。ノウゴウイチゴオオバユキザザタムシバサンカヨウエンレイソウシラネアオイショウジョウバカマカンアオイハコベカラマツソウモミジカラマツ・ズダヤクシュミヤマカタバミオオバキスミレミヤマクルマバナ

梶川峰〜扇ノ地紙:ゴゼンタチバナヒメサユリ(盛)ニッコウキスゲチングルマイワイチョウイワカガミアカモノオンタデハクサンフウロチシマギキョウシラネニンジンヨツバシオガマミヤマリンドウイワイチョウ扇ノ地紙〜北股岳:ヒメサユリヨツバシオガマアカモノゴゼンタチバナミヤマキンポウゲ(門内小屋が凄い)ニッコウキスゲハクサンフウロクルマユリムカゴトラノオネバリノギランイワオウギハクサンシャクナゲ
シラネニンジンキバナコマノツメタカネヨモギチシマギキョウ(盛)ヒナウスユキソウタカネサギソウオノエラン(盛)エゾイブキトラノオミヤマダイコンソウミヤマアキノキリンソウ(始)オトギリソウ
梅花皮小屋周辺:ヨツバシオタカネヨモギネバリノギランチシマギキョウ(盛)ヒナウスユキソウシナノキンバイミヤマクルマバナイワオウギクルマユリハクサンフウロエゾイブキトラノオキバナコマノツメムカ
ゴトラノオヤマハハコシラネニンジンミヤマキンポウゲミヤマコウゾリナヨツバムグラカラマツソウニッコウキスゲオヤマノエンドウ(終)ミヤマダイコンソウコケモモハクセンナズナゴゼンタチバナヨツバシオガマ(盛)マイヅルソウ
梅花皮岳〜天狗岳:梅花皮岳を下る途中雪、クサイグラ尾根分岐の前後は雪、亮平ノ池を通過すると雪、御手洗ノ池の標識は出ている、雪の上を歩いて天狗ノ庭の標識も露出しており融雪水が得られた、ノゾキ手前の急斜面のトラバースは危険、アイゼンピッケルない者の通行は不可、天狗岳付近の夏道は殆ど出ていない。シラネアオイショウジョウバカマ(盛)アカモノミヤマキンポウゲアオノツガザク
ライイデリンドウシラネニンジンヒナウスユキソウ(盛)チシマギキョウクルマユリマルバシモツケハクサンシャクナゲハクサンフウロミヤマダイコンソウイワオウギコケモモゴゼンタチバナハクサンイチゲシナノキンバイハクサンボウフウイワイチョウハクサンコザクラオオサクラソウバイカオウレンシロウマアサツキマルバダケブキツガザクラヨツバシオガマウズラバハクサンチドリハクサンチドリキヌガサソウタカネヨモギイワカガミオオバキスミレ
御西小屋〜本山小屋:御西小屋の水場は雪に埋まっている、管理人に聞いて檜山沢源頭の融雪水を利用する。本山小屋の水場も雪に埋まっている、三角点と小屋の鞍部から南西に下って融雪水を利用する。チングルマイワイチョウイワカガミアオノツガザクラハクサンイチゲハクサンコザクラ(盛)ヒナウスユキソウウズラバハクサンチドリヨツバシオガマオノエランハクサンボウフウミヤマキンポウゲニッ
コウキスゲオヤマノエンドウハクサンシャクナゲチシマギキョウヒナウスユキソウムカゴトラノオイイデリンドウマルバコゴメグサ(始)ミヤマキンバイ(終)ミヤマアキノキリンソウ(始)シラネニンジンゴゼンタチバナ
本山小屋〜切合小屋:草履塚からトンネルのような道を下ると雪渓になる、下り過ぎないように南西端を下り登山道に上がる。ゴゼンタチバナマルバシモツケチシマギキョウシラネニンジンヨツバシオガマ(盛)オヤマノエンドウハクサンフウロムカゴトラノオ(盛)ヒナウスユキソウ(盛)ハクサンオミナエシクルマユリ(盛)ミヤマホツツジ(始)ニッコウキスゲシロバナニガナタカネニガナオノエランミヤマクルマバナ
ヒメシャジンダイモンジソウミヤマキンポウゲハクサンフウロ(盛)ガクウラジロヨウラクイワカガミ
切合小屋〜地蔵岳〜大日杉小屋:切合小屋から御沢へ下る部分は雪がびっしりついた急斜面になっており、アイゼンまたはピッケルが必要。御坪に上がる部分のすぐ下で雪渓は終わっている、当分は登降可能。種蒔山をトラバースする夏道は最後の小沢に雪がたっぷりついており、アイゼンピッケル
が必要。シラネアオイサンカヨウが見事。その後は全て夏道。目洗い清水は雪に埋まっている。地蔵清水は使用可能。ウラジロヨウラクマイヅルソウヒメサユリ(盛)シロバナニガナニガナミヤマママコナミヤマコウゾリナゴゼンタチバナツマトリソウニッコウキスゲイワイチョウモミジカラマツオオバユキザサアカモノガクウラジロヨウラクモミジカラマツハクサンチドリ(終)オオイワカカミ(終)オトギリソウタニウツギ(終)センジュガンピ。
地蔵岳から下部は見るべき花はない。
【飯豊連峰:実川口〜大日岳〜御西小屋/1996年07月22日新潟大学小林調査】

アシ沢は橋がなく増水していたため近くのスノーブリッジを渡った。月心清水は使用できた。早川の突き上げ直下の急斜面に残っている雪が大変危険、ピッケルアイゼンの両方が欲しい。惣十郎清水は雪があり融雪水が取れた。御西小屋直下で雪の上を歩く。