登山者情報251号


【飯豊連峰:梅花皮小屋〜飯豊山/1996年08月20日梅花皮小屋那須野政夫より入電】

昨日、飯豊本山まで行ってきた。天狗ノ庭と天狗岳の間、登山道に5ないし10m程度の残雪があったが、問題はない。弘法清水が使えた。ニッコウキスゲは終わり、タカネマツムシソウが盛りとなっている。御西小屋・本山小屋は明日管理人が下山するので、その後は無人となる。梅花皮小屋も一日遅れで無人となる。いずれも小屋の使用は可能である。


【飯豊連峰:石転ビ沢/1996年08月21日那須野政夫調査】

地竹原を過ぎて落合(滝沢出合対岸)で一度雪渓の上に出るが、前後の雪渓に穴が開いているので、左岸の登山道を探して登る。滝沢はまだ雪渓が続いている。次に雪渓に出た所が梶川の出合だが、本流の真ん中に大きな穴が開き、梶川に向かって割れ目が続いている。雪渓の左岸端を慎重に渡る。その後は、左岸沿いに大きな岩が出ていたり水音が強く聞こえるとこがあるので、ルートを選びながら雪渓を進む。赤滝付近に大きな亀裂が入ったので近づかない事。門内沢はまだ雪渓が続いているので迷い込まない事。北股沢出合の清水はまだ出ていない。黒滝の穴が開いた。中ノ島(草付き)に直接雪渓を登って突き上げるコースの他、中ノ島(草付き)の途中から左(上からみて)の小沢を渡って尾根を下降し黒滝の上部の左岸に下るコースも使えるようになった。梅花皮小屋直下の雪渓もまだ若干残っている。