登山者情報252号

【飯豊連峰:石転ビ沢/1996年08月25〜26日高橋弘之調査】

地竹原を過ぎて雪渓の上に出るが、先端の雪渓の崩壊により夏道も崩れているので慎重に通って再び滝沢出合対岸で雪渓の上に出る。若干進んで黄旗を目印に右手(左岸)の登山道を登る。滝沢はまだ雪渓が続いている。次に雪渓に出た所が梶川の出合だが、雪渓がズタズタで夏道雪渓ともに安全なコースはない。今回は何とか約30m下流の雪渓の亀裂を飛び越えて通過したが、3〜4日後にはこのコースは使えなくなると思われる。今後は梶川出合の通過が最も要注意となる。石転ビノ出合までの間も、大きな穴や亀裂があり、かなりの神経を使う。門内沢もまだ雪が続いているので迷い込まない事。北股沢出合までは特に問題はない。北股沢出合の清水が使えるようになった。黒滝に亀裂ができたので、左岸を通過する。中ノ島(草付き)に直接雪渓を登って突き上げるコースの他、中ノ島(草付き)の途中から左(上からみて)の小沢を渡って尾根を下降し黒滝の上部の左岸に下るコースも使えるようになった。梅花皮小屋直下の雪渓もまだ若干残っている。