登山者情報第269号

【朝日連峰:登山道/1997年04月06日齋藤初男】

4月5日、大石橋たもとの駐車場(針生平)までの除雪作業が終わりましたが、まだ第一・第二砂防ダム付近を始めとして雪崩の危険性がありますので、山行きや釣行きには十分な注意が必要です。現在徳網にゲートを設置し鍵を掛け、車両進入禁止としています。
同日、関氏に手伝って貰い、角楢吊橋の修理を終了しました。

【国外:1997年04月05日.小国山岳会高貝喜久雄】

17:50高貝さんから高橋弘之さんに電話。「現在高度5,350m、テントの中で−15℃。明日、天気が良ければ6,000m位に移動したい」とのこと。とても息苦しいようであった。

【健康の森横根:1997年04月06日.井上邦彦】

子供達とブナ林を散策してきました。子供達は木に登ったり、雪を滑ったり、倒木の橋を渡って遊んでいました。ブナの木に、白いプヨプヨと黒いプヨプヨを見つけ、気味が悪いと言いながら指でつついていました。雪の上に落ちていたブナの枯れ葉を拾ってきました。尾根上では、イワウチワの花蕾が沢山ありました。


バンガローにて「以前に僕たちこのバンガローに泊まったんだよ、楽しかったな。また泊まろうよ」
ちょっぴり恐ろしいブナの倒木渡り
池で大きな鯉を見つけました。周囲にはフキノトウが咲いていました。
白いプヨプヨを触ってみました。
スズメバチの巣が幾層にもなって、樹の根本に落ちていました。沢山の黒い幼虫が巣の中で死んでいました。
イワウチワの花芽が薄い紅をさしてふくらみかけていました。

斜面に生育するブナは、雪の圧力でマンモスの牙のように根曲がりします。大きくなると斜面下側の成長が活発になり、直立していきます。ですから、年輪が広いのが斜面下側であり、東西南北とは関係ないのです。(参考:「森林の100不思議」70頁)