登山者情報276号

【朝日連峰:祝瓶山/1997年05月05日菅野享一調査】
大石橋まで車、橋を渡り大石沢を越え、林の中に入ると雪が残っている所もある。スズイデ沢で水筒を満たし、分岐から雪のない尾根道を登り始めてすぐ、ブナの大木が登山道上に倒れていた。
途中の水場は雪で埋まっており使えない、使用できるまで2週間程かかるだろう。マンサクが盛り、タムシバ・カタクリ・イワウチワ・ショウジョウバカマも咲いている。雪のため道が崩れているところが数カ所あるので足下に注意する。イチノトの直前でわずかに雪を踏む、シャクナゲはまだ堅い蕾である。
イチノトを過ぎてからも道が崩れているところがある、左は切れ落ちているので注意する。雪が少なく例年の5月末といった雰囲気である。大朝日岳からの主稜が合流する小ピークから登山道の合流点にかけて道は雪で覆われている。大玉から大朝日までの稜線は、まだ残雪が多く雪庇上歩行時は崩落による注意が必要。鞍部左手にも雪が豊富だ。山頂の草原で冷えたビールで喉を潤す(残雪はまだ多い)。
ウグイスの声を聞きながらの楽しい山行きであった。

【飯豊連峰:倉手山/1997年05月05日高力公男・山浦調査】
快晴。
05:45スタート。登り始めから200m標高500mまで急登であったが、見事に整備された遊歩道(登山道)に感謝。花はコブシ(タムシバ)、ガクアジサイに似た花、とにかく新緑が美しい。
650m付近。尾根、残雪を行く。
700m付近。残雪のため一時ルートを見失う。登ったのが悪く、左横にルートはあった。
750m分岐の下。直登の残雪あり。山浦氏がちょっとだけ心配になる。
800m分岐の形態分からず。シャクナゲは蕾、残念。イワウチワ多数、ショウジョウバカマ数本。左側、崩れそうな所あり、トラバースの踏み跡あり。水場探すも判らず、帰りに探すこととした。
07:50頂上着。雪多し、標識部分のみ露出、ビールを冷やすには絶好。飯豊山のパノラマ、肴には余りある絶景。
08:30下山を開始、水場探す。ピンクのリボンから50m斜めに下る、水音高い。カタクリ2本。
09:50駐車場着。