登山者情報347号

【1998年06月06日〜07日/石転ビ沢〜梶川尾根/小林元一調査】

6日(土) 黒崎駐車場発 04:40−飯豊山荘着(102k)06:20(朝食・登山カード記入)
出発06:55〜温身平(450m)07:25〜中林氏の遭難碑(630m)08:25〜雪渓に乗る09:15(雨具の心配はないが、ガスで上部は視界不良・一度アイゼンを着けた後、雪渓が切れて岩歩きとなり、一旦外し、再度雪渓の上で装着)〜峡彩山岳会 本望氏と女性2人のパーテイに会う(この後、全く同じコースで下山するまで殆ど前後しながら同行、山の話・写真の話(昨年、同氏は冬の飯豊の写真展を開催、それを見ていたので、すっかり10年来の知己の様に親しくお話を聞けた)から高山植物までいろいろ説明を聞く)
石転ビノ出合(860m)09:45-10:00(ここで、入門内沢へ向かう亀田山岳会一行 本間会長以下12名に出会う。昨年の今頃、この石転ビ沢へ小林が連れてきて貰ったメンバーで、再会を喜び互いの健闘を祈る)〜雪渓から島に上がって昼食 11:20〜中ノ島(1,530m)12:20〜慎重にコース取りしたつもりだったがガスっていたため、誤って左の梅花皮岳寄りの沢を登る。急峻。〜梅花皮岳寄りの主稜線に出て、梅花皮小屋着(1,850m)14:30 小屋には誰もいない。3時頃到着した本望さんから、途中(13:40)滑落事故遭遇のニュース。コースを間違わなければ我々も出会っていた。新津の47才の女性で、日帰りの予定で石転ビ沢を下山中の事故。骨折らしい。(その後、男3人のパーテイが到着) 小屋はまだ管理人不在、協力費一人\1,000.封筒に入れて投函。飲んで食べたら、すっかり元気になって、今月中にもう一度「飯豊」へ(足ノ松〜頼母木 一泊二日)と衆議一決。上機嫌で就寝。雨も風も、遅くまで騒ぐバカもイビキもなく平和。
7日(日) 晴れているがカンカン照りではなく、ひんやりとしたそよ風が吹いて、絶好の山歩き日和。
起床 04:00 出発05:50〜北股岳山頂 2,24.9m 06:30着〜(昨日門内小屋に泊り、今日、石転ビ沢を下山する亀田山岳会の一行と行き違う)〜ギルダ原 1,880m〜門内岳 1,887m07:20〜胎内山 1,890m08:10〜扇ノ地紙〜梶川尾根(梶川峰 1,692.3m09:15-10:00・五郎清水10:40・滝見場 1,145m11:10-11:15・湯沢峰 860m12:05)〜飯豊山荘帰着13:10 出発13:25〜梅花皮荘 山崎屋13:35(入浴・昼食) 出発14:45〜黒崎駐車場着16:30

登る途中の花 ホウチャクソウ・ユキザサ・ミドリユキザサ・カラマツソウ・キクザキイチゲ・ギンリョウソウ・マイズルソウ・サワハコベ・チゴユリ・トチ・アオダモ・サンカヨウ・シラネアオイ
稜線の花 ハクサンイチゲの大群落。ハクサンチドリ・ウズラバハクサンチドリ・キネガサソウ・シナノキンバイ・ミヤマキンポウゲ・ウスユキソウ(ミヤマかヒナか?意見の分かれるところ)・ガンコウランと聞いて大喜びで地面に這いつくばってアップで写真に収めたが、後で良く見るとこれはコケモモのつぼみ(ギルダ原付近)。ミヤマハタザオ(普通は白、門内小屋脇で黄色の花)・オヤマノエンドウ・ミツバオウレン・コイワカガミ・ヒメサユリ(つぼみ)・ニッコウキスゲ(つぼみ)・ミネザクラ
梶川尾根の花 イワイチョウ・咲き始めたチングルマの群落・タカネスミレ(黄色コマノツメに似て否)・ミヤマシオガマ・ノウゴウイチゴ・ショウジョウバカマ・カタクリ・ムラサキヤシオ・サラサドウダン・ツクバネソウ・エンレイソウ

メンバー:5人 小林・堀井・大岩・渡辺・佐藤