登山者情報353号

【1997年06月21〜22日/湯ノ平〜丸森尾根/片岡聡調査】

21日、正午湯の平温泉発。今年は雪が少なくオウインの尾根で雪を踏むところは一カ所もなかった。洗濯平の現状を確かめたかったが、出発が遅かったので中峰のテン場で設営、中峰水場への道は例年だと、この時期雪渓のトラバースで危ないが今年は雪が少なく安全に通過できる。またテン場のすぐ下の登山道脇でも融雪水が得られた。
中峰の泊場では、ボランティアでオウインの尾根の刈り払いをしているという新潟市の方といっしょになった。中峰〜北股岳間は、ヒメサユリが多い。つぼみの株も多いのでしばらく楽しめそうである。ニッコウキスゲ、ミヤマキンポウゲも咲いており、オウインの尾根上部は7月のようである。
ギルダ原付近では、イイデリンドウ、ウスユキソウ、ミヤマダイコンソウ等も見る。この日は門内付近から日本海方面の眺望が抜群で、佐渡、粟島、弥彦・角田山がはっきり確認できた。