登山者情報399号

【1999年05月23日/鏡山/新潟県豊栄市吉田明弘調査】

メンバー 岡本さん、鈴木さん、川田さん、久保田さん、Nさんご夫妻、Kさん、吉田
コースタイム 6:10 新潟市鳥屋野潟公園発=7:35 弥平四郎着=車3台で下山口の祓川へ移動2台を置き一台で登山口の四ツ沢へ=8:28四ツ沢登山口発−9:28弥生コースとの合流点通過−10:12水場着 10:20発−11:30山頂着12:55発−13:30上ノ越通過−14:35祓川駐車場着=四ツ沢登山口の車を回収=鹿瀬温泉赤湯=17:45新潟市鳥屋野潟公園着

鏡山は飯豊の主稜線にある三国だけより西に延びた尾根上にあり、新潟県と福島県の県境に位置している。飯豊本山と大日岳の眺めが素晴らしく飯豊の好展望台となっている。登山メーリングリストのオフミという事で今回の登山は企画されたが、メーリングリストの会員以外にも声を掛け総勢8人の部隊となった。
かなり早く目を覚まし、集合場所から一番遠い私は早目に行こうと4時50分頃豊栄の自宅を出た。途中のコンビニで朝食と行動食を仕入れ集合場所の鳥屋野潟公園を目指した。朝早いせいか20分で鳥屋野潟公園に着いてしまった。まだ誰も来ていない。
5時40分頃には久保田さんを除き全員集合した。宇都宮の川田さんは登山口で合流する事になっている。6時の集合時間らなっても久保田さんは現れず、鈴木さんが自宅に電話を入れるが出たとの事。自宅から集合場所まで10分かからないはず。まもなくねぼけ眼の久保田さんが到着し6時10分に鳥屋野潟公園を出発した。
新潟中央ICより高速に乗り、津川ICで降りて49号を福島県との県境まで走り、県境を越えるとすぐに左折、徳沢を経由して登山口の弥平四郎に向かった。
弥平四郎に着くと川田さんが待っていた。そこから先の林道の鍵は閉まっているが、鈴木さんが管理しているお宅に届け出てゲートを開けてもらった。とりあえずドライバーを除いたメンバーはそこから歩き出して四ツ沢の登山口に向かい、3台の車のドライバーは下山口の祓川に2台の車をセットすべく向かった。祓川の駐車場に2台の車をセットして1台の車に3人が乗って四ツ沢の登山口に向かった。
登山口に着いたら他のメンバーはすでに到着していた。沢の堰堤を越して登山道に足を踏み入れた。天気は素晴らしい上天気、快晴だ。バードウォッチャーの久保田さんは鳥のさえずりを解説していた。私はその時は覚えたように感じたがどうも今思い返してみても思い出せない。すぐに忘れてしまったという事だ。
少し入ったところでお昼の山菜汁の為の山菜を収穫、私は山菜は全く分からず皆さんの取るのを眺めるのみだ。沢沿いの道が終わると急な登りが始まった。ゆっくりゆっくりと登っていく。やがて弥生からの登山道と合流した。本日は鏡山の山開きで山開きの参加者は弥生より入っているはずだ。
合流点から少し行くと「清水あります」の看板、思わずザックを置いてその方向に水筒とコップをもって行った。とてもおいしい水だった。しかし、「清水あります」という表現がなかなかいい。七森峰らしきところに出ると、目の前に大日岳の姿が大迫力で現れた。斜面には多量の残雪が有る。山頂が近ずくと所々に雪渓が現れた。山頂が近ずいたところでその雪渓の雪をビニール袋に詰め、ビールを冷やす作戦に出た。
急な登り一息で山頂のざわめきが聞こえ出し、やがて山頂に着いた。山頂には山開きの団体などで座る場所が無いくらいの混雑ようだ。しかし、素晴らしい展望だ、飯豊本山から大日岳の迫力はすごい。飯豊山が見える場所に陣取り昼食にした。取ってきた山菜と皆さんが持ってきた具を入れて山菜汁を作った。山で食べるものはとてもおいしい、他の団体から濁り酒も貰い、川田さんからワインを貰い、持ってきたビールも飲みちょっと酔っ払ってしまった。
山頂の雰囲気を充分味わった後、記念写真を撮って、今度は上ノ越経由で下山すべく歩き出した。上ノ越までは下りというより半分は登りだった。上ノ越で稜線と離れると一気に下っていった。途中小さいピークの登り返しのあとは、再び急な坂を一気に下った。祓川の駐車場にはあっという間に着いたような気がした。
祓川で2台の車に分乗しもう一台が停まっている四ツ沢の登山口に移動した。そこで、川田さんは自分の車に1人で乗り、その他新潟から来たメンバーは元の車に乗り換えた。
弥平四郎で自販機の前に止まってコーラを飲んでいたら、祭りの太鼓の音、そして、地元のケーブルテレビが部落の雰囲気を撮影していた。我々のジュースを飲んでいる光景もカメラに収められた。Kさんがケーブルテレビの人に聞いたら、この日すべての田植えが終わって、それを祝っているとの事だった。川田さんとはここで分かれた。
帰りは阿賀野川沿いの道を辿って鹿瀬で温泉に入るべく、向かった。鹿瀬の温泉赤湯は大人200円と大変安い。なかなか混雑していたが温泉に浸かって汗を流し、疲れを取った。津川ICより高速に乗って新潟中央ICで降りて、集合場所の鳥屋野潟公園に17時45分に帰ってきた。
今回はオフミをするには丁度いいレベルの山で、天気もよくとても気分よく登る事が出来た。

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