登山者情報477号

【2000年07月20日/石転ビ沢のトラブル/高橋弘之調査】

・無線更新で確認した事項を下記に掲載する。なお細部は不明である。
本日昼頃、梅花皮小屋管理人の関氏(OTJ)が非常通信を傍受した。高橋(ODD)からは良く聞こえなかったが、関氏によると、子供2人と父親の3人パーティが、ホン石転ビ沢出合と北股沢出合の間を登っている時、北股沢から直径約2mの落石があり、雪渓上に転がっていた浮石に衝突し、その破片が3人パーティを襲った。父親は軽い怪我で済んだが、子供の1人の足に2〜3cmの傷が生じたということであった。
高橋は直ちに小国警察署に電話連絡を行い、署員が高橋宅で、高橋と関の交信状況を確認した。
たまたま当山岳救助隊の知人である玉木氏3人パーティが現場を通りかかり、応急処置を行い、その後の山行を取りやめ交互に子供を背負い下山した。また、梅花皮小屋に来た峡彩山岳会の大江氏が下山を開して、玉木氏と合流しサポートした。16:30砂防ダムで小国警察署のパトカーに負傷者を収容し、16:40湯沢ゲートで救急車に引き渡した。
(井上注)なお、この情報は、高橋氏の無線交信による情報なので、細部については今後確認し、掲載することとする。

以上