登山者情報551号

【2001年7月01日/倉手山(山開き) /菅野享一調査】

天候:風強小雨ガス
Cコースでは参加者総勢8名により登山開始、このコースは晴れていれば飯豊連峰の主稜が全貌出来、下から上まで見渡せることから高度感もあり春の残雪時期はブナの新緑が絶景のポイントである。今回は梅雨時期でもあり天候は霧雨状であるが風が強く山行中殆ど天候は変わらず、一時雲の切れ間から光が差し込み虹が見られつかの間の自然の美を堪能した他はガスで飯豊連峰を眺望出来ず残念、コース上の大部分は程よく伸びた樹木が風を遮ってくれるため歩行には支障なく、登山道もゴミ一つ無く整備されていた。高度計は登山口で合せたものの幾分気圧の変化によるものか下山時は誤差が生じていた、歩数は下山時スリップ防止により歩幅が小刻みになることから、実に2,000歩近く多かったのには驚き。ツマトリソウとは違うようだが白い小さな花と散りかけたイワカガミ3,4株のほか花は見かけなかったが、雨に濡れたイワカガミやツバメオモト・ツバキの葉っぱが観葉植物のように色鮮やかに目に沁みた。ユズリハをはじめ数種の樹木は果実をつけ来年の準備に余念が無い。頂上付近ではアブラゼミが一声鳴いて飛んでいった。予定どおり2時間程で山頂に着く、風が強いが雨よけのツェルトを張り、なめこ汁で暖をとる。待っても天候が回復しそうに無い為、倉手山頂標柱を入れ記念写真を撮り早々に下山した、次回の山行には素晴らしい眺望を見せて欲しいものだ。
《行程記録》
06:15飯豊山荘出発〜06:20倉手登山口〜06:33登山口発(435m)〜06:35休憩@(445m)06:39〜06:55休憩A(580m)07:03〜650m溝〜07:26小ピーク(710m)〜07:40ピーク(785m)07:45〜08:10平地(840m)★3,200歩)〜08:29倉手山頂(940m)★3,673歩⇒4,097歩)09:42〜10:06分かれ道(780m★5,435歩)〜10:15ピーク(785m★5,966歩)〜11:24登山口着(310m★9,814歩)気圧の変化により誤差有り(※今回の山行はゆっくりペースである) 登り時間約2時間(3,673歩)・下り時間約1時間40分(5,707歩)