登山者情報555号

【2001年7月07日/石転ビ沢/武田恒太郎調査】

石転ビ沢でスキーヤーが故意に北股沢に入って滑降しており、スキーヤーにつられて北股沢に入る登山者がいる。北股沢は危険なので、登山者は入らないで下さい。

【2001年7月07日/足ノ松尾根〜杁差岳/井上邦彦調査】

04:47自宅発、05:52胎内ヒュッテ着。自転車を車から降ろし、ヒュッテの坂上さんに挨拶し登山者カードを記入し、半ズボンにランニングシャツ・ズックの夏用スタイル(長ズボン・長袖シャツはザックの中に入っています)で、06:08出発する。ダム建設のため胎内尾根に橋とトンネルが作られており、ここまで舗装されている。変速のないママチャリの悲しさで1/3程度は自転車を引いて進む。林道の左手に「水」の標識があり、道路下に勢い良く迸り出ていた。06:30〜35(470m)取り付きから標識に従ってブナ林に入る。天候は曇り、風はないが梶川尾根に比べればどうということのない登りである。07:02姫子ノ峰(標識あり)通過し、07:15鞍部の岩場も通過。潅木が登山道に被さっているので、体が濡れるうえ、部分的には足元も見難い。その上にロープが邪魔で歩きにくい。昨夜の雨で木の根が濡れており、うっかり滑って右手をつき、古傷の手首が再発し力が入らなくなる。07:23滝見場(標識なく、左側に滝を覗く場所があるのでそれと分かる)を通過し、07:33〜50(1,010m)水場で朝食とする。ホースはまったく見当たらず、標識もない、当然水もない。08:00「約80m水場」の標識を通り過ぎた鞍部に雪が残っていた。ここまで花はオオコメツツジ・ヤマツツジ程度しか咲いていない。08:14森林限界の小ピークに立つと大石山が目の前に覆い被さってくる。視界が開けて鉾立山・地神山・門内小屋が見える。08:28左手下に残雪がある。昨年利用した雪であるが、慣れない方は近寄らないほうが良い。ヒメサユリの花が出てくると、08:40小ピークに出る。もう頼母木山からの稜線と同じ高さになっている。08:44〜52大石山分岐に到着する。梅花皮小屋のOTJと交信、LFD一行は石転ビ沢、ODD一行は谷地平から本山を目指しているとのことである。ここからお花畑を期待していたのだが、さほどではない。確認した花は、マルバシモツケ(盛)・エゾイブキトラノオ・ミヤマカラマツソウ・ヨツバシオガマ・ウズラバハクサンチドリ・ウラジロヨウラク・ハクサンフウロ・シロバナクモマニガナ(盛)・ニッコウキスゲ・ミヤマコウゾリナ・ゴゼンタイバナ・オオバノヨツバムグラ・ハクサンチドリ・タニウツギ・ミヤマクルマバナ・ヒメサユリ(一部盛)・タカネアオヤギソウ・タカネニガナ・ハクサンボウフウ・マイヅルソウ・ミヤマダイコンソウ(終)・ノリウツギ・ハクサンシャクナゲである。19:18〜23鉾立山でお握りを頬張る。09:38藤島玄氏レリーフを過ぎると、杁差小屋が目の前に出てきて、09:44小屋脇を通過し、09:46杁差岳山頂に到着する。暫し展望を楽しみ、小屋の脇でラーメンを煮る。水場は小屋とトイレの間から千代吉沢に踏み跡を降ると豊富な融雪水が取れた。水場まで下り1分40秒、登り2分50秒であった。
10:31カメラを片手に杁差小屋から下山を開始する。10:53鉾立峰を通過し、11:23〜33大石山分岐でOTJと交信する。靴紐を締め直し膝バンドをしっかりと固定して下山を開始すると、後ろからついてくる単独行者(新潟のスガハラさん、JJ0IEF)がいた。結局林道まで私と話しながら一緒に下ってしまった。12:00水場の標識を通過し、12:33〜41姫子ノ峰で休憩。13:03林道に到着、バイクでここまで来たと言う彼と別れ自転車で快適に下る。13:08〜11水場で頭から水を被り、13:18胎内ヒュッテに到着。坂上さんに挨拶し、帰宅。

コースタイム(2001年版)との対比(休憩を除く)
足ノ松尾根取り付き→190分/68分=2.8→水場(1,095m)→100分/44分=2.3→大石山分岐→110分/47分=2.3→杁差小屋→100分/52分=1.9(撮影しながら)→大石山分岐→70分/27分=2.6→水場(1,095m)→150分/55分=2.7→足ノ松尾根取り付き

胎内ヒュッテ 林道途中の水場
足ノ松尾根取り付き 姫子ノ峰
水場分岐の標識 森林限界から大石山
地神山が見えてきた 大石山分岐
大石山分岐から地神山 大石山降りから鉾立峰と杁差岳
鉾立峰の登りから地神山・頼母木山 鉾立峰山頂
鉾立峰から地神山 鉾立峰から杁差岳
水場の残雪と踏み跡、後方は杁差岳 藤島玄氏のレリーフ
杁差小屋脇の標識 杁差岳山頂にて
杁差岳山頂から長者平 杁差岳山頂から杁差小屋
杁差小屋から二王子岳 杁差小屋から二ツ峰
杁差小屋から地神山方面 杁差小屋の水場
シロバナクモマニガナ ヨツバシオガマ
ゴゼンタチバナ ハクサンシャクナゲ
ヒメサユリ マルバシモツケ