登山者情報643号

【2002年06月07日/二王子岳/木内茂雄調査】

以前より別の角度から飯豊連峰を眺めて見たいと思っていたのが今回実現した。二王子神社前から杉林の中を沢沿いに歩いて行く。辺りの雰囲気は少し山菜が採れそうなので時々、キョロキョロしながら探してみたらシオデがすこし採れた。一合目毎に順番に標識が有り、一合目が丁度20分の間隔になっていて、八合目までは正確に付けられているが八〜九合目(避雷針が見える)までは10分もかからず、九〜頂上までは5分だろうか。山の感じは杉林が楢に、そしてブナになり、6合目辺りで低木帯となっている。花はスミレ、ズダヤクシュ、カタバミ、サンカヨウ、ナルコユリ、チゴユリ、ユキツバキ、ツツジ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、ネバリノギラン、イワカガミ、イワウチワ、マンサク、ムシカリ、マイヅルソウ、ツクバネ、エンレウソウ、ミヤマシキミ等が咲いていたり、終わっていたりしている。
七合目で“油コボシ”という一寸した急な登りが有る。そして八合目を少し登ると残雪があり、左手向こうに黄色のド−ムが見えた。この先少し平らになり“お花畑“と説明されているけれど、今は雪の下である、そして頂上には直ぐに着いた。飯豊連峰はと眺めたが花曇りでぼけていて、左から杁差岳、鉾立山、地神山、扇ノ地紙、北股岳までは何とか判別つく程度である。秋などの晴れたときは最高の景観ではないだろうか?。
二王子神社06:55〜09:45八合目〜10:15頂上11:30〜14:00二王子神社

カタクリ チゴユリ
サンカヨウ キンラン
二王子岳山頂