登山者情報731号

【2003年07月09日/梅花皮沢捜索/井上邦彦調査】

明日の朝は雨の予報、水が濁らないうちにと急遽、捜索に出かけた。15:28砂防ダムから歩き出す。18:00まで帰る必要があるので行きはひたすら歩くことにする。15:41うまい水、15:49近大慰霊碑を通過し、地竹原の末端から雪渓に上がるが、湿地(枝沢)の穴が開いていた。雪渓の末端もこの付近まで遡っている。あちこちの雪渓の窪みが顕著になっている、ルートを選んで進む。16:00梶川出合下の穴は巨大となっていた。不安な方は巻き道を通るべきだろう。スパイク地下足袋ならともかくズックでは滑るのでピッケルを出し慎重に通過する。巻き道を通っても梶川から本流に出るところは要注意だろう。梶川出合を過ぎ右に曲がった所から事故現場までは全ての雪渓が崩壊していた。16:12-15事故現場、その後は本流左岸の岩伝いに飛び跳ねて捜索を行うが、手掛かり無し。16:45近大慰霊碑を通過する頃に雨が降ってきた。17:07砂防ダム到着。

砂防ダムより 地竹原の雪渓末端
雪渓に上がる部分、本流の崩壊もここまできている
梶川出合下の崩壊地 梶川出合付近
梶川出合
梶川より崩壊の全景、右端で雪渓はなくなる
この上は雪渓がない 段丘に上がる部分
河床の岩伝いに捜索する
事故現場 事故現場から下流を望む