登山者情報760号

【2003年10月13日/四ツ沢口〜弥生口〜鏡山〜疣岩山〜八ツ小屋尾根〜祓川/井上邦彦調査】

予定より1時間遅れで5:00自宅発。弥平四郎集落で最奥右手の赤城氏宅でゲートの鍵をお借りする。小雨の中、07:54祓川駐車場着、自転車をデポする。08:04弥平四郎に戻り、四ツ沢駐車場に車を停める。
08:16長靴・カッパ・菅笠姿で駐車場を出発する。右岸から標識に従って砂防ダムをダムを越えるとすぐに橋を渡る。次の橋を渡ると杉林の中に分岐があり標識に従い右の道を進む。08:20橋を渡り右岸から入っている枝沢を右岸沿いに遡る。08:23川原が広くなり、トチを中心とする樹林が連なっている。橋を渡り左岸に移る。付近はナメコ栽培を行っている。そろそろナメコも出始めている。先日、ナメコの盗難が報道されていた。丸太に生えている茸は採ってはいけない。地元の方々の貴重な収入源である。
沢が二つに分かれる所で右岸に移り、そのまま左の沢を遡る。途中で左岸から来る枝沢に架かる橋を2本渡る。
08:36、640m尾根の末端で左の沢に向かう踏み跡と、尾根に登る道がある。標識に従い尾根に取り付くと、すぐに道が分かれるがこれは上で合わさる。08:42まで急登だが、その後は緩登となる。08:49、770m、左下から明瞭な道を合わせる。その先は尾根の左斜面を登っていく。途中、テープが張られ「栽培カノカ」と掲示されていた。こんな上でも栽培していると感心する。08:58-09:03食事をし、カッパを脱ぐ。09:11より右へ斜登が始まる。09:13急斜面を掘り込んだ道を進む。軽く下る感じで、990m笹平分岐に着く。標識がつけられている。
ここから左の尾根道を下り、09:27、810m弥生口駐車場に到着する。車2台が止まっていた。駐車場から左の沢に橋があるが登山道ではない。正面の尾根に付けられている標識を目指して左の沢沿いに登る。広く丁寧に刈り払われた登山道を登ると、09:42笹平分岐に戻る。
09:50、1,040m「清水」の看板があり、左の小沢に下る踏み跡がある。09:56-69また雨が降ってきたのでカッパを着る。10:03-08、1,155m左に展望地があるがガスで視界はない、食事を摂る。10:11小ピークを通過する。10:20前方に山が見えた。緩い鞍部を過ぎてひと登りすると、10:40-47、1,338m鏡山々頂の広場にひょいと飛び出る。たまたま居合わせた登山者の方々と記念撮影。梅花皮小屋のODDを呼ぶが無線に反応なし。
鏡山から疣岩山を目指す。11:00、1,230m鞍部の草地を通過する。飯豊山から下ってきた登山者2名とすれ違う。弥生口に車を置いていた方だろう。11:11「上ノ越」の標柱、犬を連れた登山者2名が下ってきて祓川に下っていった。ここまでの刈り払いは万全だが、この先はやや荒れてくる。11:19-24食事。11:36笹藪となり、部分的には藪漕ぎとなる。標高を上げるに従い、高木は落葉してくる。11:56巻岩山々頂は何もない、12:05左手藪の中に池がある。12:09小ピークを通過し、12:11標柱「疣岩分岐」に到着する。ここからは手入れが行き届いた登山道となり、12:15「シシ沼分岐」標識を右に折れる。
12:20-33疣岩山々頂に到着する。ここには標識はなく三角点のみ。小雨のためラーメンを煮る気になれない。自宅に電話。長いアンテナを出しGZKと交信、ODDとMXLは梶川尾根を下山中との事である。12:41疣岩分岐通過、12:43小ピーク通過、12:47池を通過、12:54巻岩山通過。枯れ林から下ってくると紅葉に包まれ、やすらぐ。上ノ越直上で滑りザックから転びストックを曲げる。全行程で転んだのはこれだけだが、新しくしたばかりの私物缶が潰れていた。
13:23、1,275m上ノ越通過、露岩の登山道を斜降し、1,180m涸れた沢を2本渡り、13:31ブナ林に入る。一面黄色のブナ林。平坦だが登り返しが続く。とにかく滑る。960mより尾根となる。14:05、780m沢の音がする、ジグザグ道。14:07、750m平坦になり、14:09-12、740m祓川駐車場に着く。大きなサルが逆さまになって降りた木には山葡萄が実っていた。サルの群れに囲まれて自転車に乗る。ペダルは踏む必要がなく、ブレーキを握る両手が疲れる。飯豊の林道の中ではかなり急である。14:30弥平四郎のゲートに着く。ここに自転車を置いて、歩いて四ツ沢に向かう。青空が出てきた。荒れた田んぼには猿対策が施されており、山村で生活する厳しさを痛感する。14:40-48砂防ダム駐車場。鍵を借りて弥平四郎のゲートを通過する。

参考
自宅-133.0km-弥平四郎-4.3km-祓川、弥平四郎-1.1km-四ツ沢駐車場

写真