登山者情報762号

【2003年10月19日/御沢〜三国岳〜小白布〜横峰〜御沢〜大滝遊歩道/井上邦彦調査】

04:27自宅発
喜多方信号機の次の信号機まるい食堂の看板から右折し、さらに喜多方プラザ方向に左折し、信号機スーパー「しんたに」で右折、あとは真直ぐに見頃集落を横切って国道に入る。数年前に比べるとだいぶ整備が進んでいるが、まだまだすれ違いできない所も多い。藤沢から右折し、いいでの湯を過ぎて、06:40御沢キャンプ場に到着した。自宅からここまで110.0kmであった。キャンプ場は大規模な整備工事であり、この先は鎖で交通止めとなっていた。
06:51駐車場から歩き始め、橋を渡ると06:57御沢である。杉と栃の巨木、祠、標識などがある。まっすぐ進む林道は大滝遊歩道である。標識に従って、右の木立に入る。すぐに道は分かれる、どちらでも良いが今回は左手ブナの斜め道を登った。尾根上で先ほどの道と合流する。07:18杉が見えると広場に「下十五里」と書かれた朽ちかけた標柱が立っており、休憩跡の石が数個ある。ここでデジカメのバッテリーを交換する。
07:30-40再び杉があると「中十五里」の標柱がある広場である。右手に菱型標識「水」がある。水場まで下り58秒、登り1分5秒、水は滲みる程度で良くない。食事を摂る。07:51三度杉があり「上十五里」の標柱がある広場を通過する。沢の音か風の音かと思うと、落ち葉が擦れあい舞う音であった。
08:06笹平通過。登山道は深く掘れた所が多い。08:15広場に「横峰」の標柱が立っており、昔の小屋掛けで使用したトタンが残っている。周囲には石組がなされ、小屋を建てた石の段も残っている。08:16小白布口分岐、標識には「車両通行止め」とあるが、歩行についての記載はない。地蔵山の山頂が見えた。何物かの気配を感じたので、熊スプレーの安全装置をはずした時、弾みで僅かの唐辛子が飛散したようだ。それだけで鼻に異常を感じた。08:25「地蔵水場道」標柱がある。右手の掘れた道は旧道で地蔵山に向かう。左手の新道は水場を経由して剣ケ峰に向かう。今回は新道を使用した。08:30「水」◇標識がある。このまま下り気味に進むと勢いよく清水が吹き出ている。さらに水場から下り気味の踏み跡は、ロープで閉鎖されていた。標識に戻り水場の上を巻くように登山道が設けられている。付近の高木は落葉し裸の幹をさらしている。
08:37分岐、14歩下に「地蔵水場道」の標柱が立っている。まっすぐに下ると沢になる。標柱から右に折れる道が登山道である。登っている途中で三国岳が雲に覆われてきたので、予定通り地蔵山々頂から下山するつもりであったが、ここにきて晴れてきたので三国岳へ向かうことと変更する。ところが、向かい始めた途端にまたガスが湧いてきた。登山者が2人すれ違う。08:49-53食事を摂る。
09:10-52三国小屋でラーメンを煮る。居合わせた登山者と会話し、無線で呼ぶとGZKが出てくれた。ODDは祝瓶山を登っているとの事、松田さんからブレークが入る。彼は奥さんと地蔵岳直下を登っている。
09:56水場分岐、水場の様子を見に下る。下り1分10秒、上り1分22秒、水は豊富、標高差25mであった。10:18「地蔵水場道」分岐、そのまま山頂に向かう。10:21-22地蔵山山頂の窪地「血ノ池」の標識が立っている。ここから右折し旧道を下る。10:23「地蔵小屋跡」の標柱、すぐ下に積まれたトタンが残っている。よく見ると左に踏み跡がある。昔の水場道である。登山道は刈った形跡はあるが丁寧ではない。沢状になると、スタンスが落ち葉で隠れ、足を取られないように気を使う。10:32新道と合流する。
10:40分岐から左折し小白布に向かって下る。笹原を進むとブナが出てくる。右に踏み跡があるが、すぐ下で合流する。10:57水場分岐、概念図の看板に「現在地」が記されている。登りの時は、赤い「鳥獣保護区」の看板が目印になる。11:06杉が混じり、尾根の左へ斜降し、11:07小沢を渡る。11:08さらに沢を渡る。11:12小沢、11:13沢。11:14-18、小白布沢登山口の駐車場に到着する。車が2台止まっていた。
折り返して登る。沢が3本続いている。ここで沢水を水筒に汲む。11:28尾根に取り付く。11:34-42休憩。11:51-59左の水場に下り確認する。下り24秒、上り26秒、標高差10m水量は十分であった。12:06-11休憩。12:24笹が出てくる。12:29分岐に到着。御沢に向かって下山を開始する。
12:30横峰通過、12:36笹平通過、12:46上十五里通過、12:53中十五里通過、13:01下十五里通過、13:15-23御沢に到着する。
御沢から標識に従って林道を進む。砂防ダム手前の杉に標識があり、13:28砂防ダムを左岸から越える。デジカメのCFカードを取り替え、13:35丸太橋(一号橋)を渡り右岸に移る。林の中に入り、茸栽培のロープに従い、右に上っていく。ほどなく歩道は水平になり、斜面に掘りこまれた道となる。13:41歩道の途中に水場があった。ブナの林を進み、13:46標識から川原に下る。丸太橋(二号橋)には流れ止めとロープがつけられていた。左岸に渡るとロープが下っており直登する。高い所に水平道があり、ゆっくりと高度を上げていく。13:58「長滝」標識がある。滝を見下ろすのだが、一箇所から全景を見渡すことはできない。滝の標高差があるため、滝を過ぎると河床との差がなくなる。14:03川原に出て、岩を跨いで右岸に移る。右岸の踏み跡と転石を進むと、14:05左から枝沢が入る。その瞬間に右手の本流に巨大な滝が現れた。枝沢の左岸に踏み跡と鎖がある。これを登り、本流の右岸を水平に進むと、14:09標柱「大滝」があり、大きな滝の素晴しい景観が眼前に展開する。14:13滝の中段まで歩道が続いており、雄大な光景を見上げる。14:19-23食事、14:28長滝通過。14:36二号橋を渡り終えた岩にズックが滑り転ぶ。14:46一号橋通過、15:50ダムを越えて林道に出る。15:53御沢。15:01-08川入キャンプ場に到着、17:25自宅着

朝日連峰遠望 10月17日

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