登山者情報780号

【2004年01月17日/倉手山/井上邦彦調査】

息子を米沢市まで送迎し、帰宅後そのまま長者原に向かう。山岳会のメンバーは10:00頃に梅花皮荘から歩き始めているので、トレースを辿れば何とか追いつくかもしれない。
12:02梅花皮荘駐車場に車を止め、スキーを履いて歩き出す。梅花皮荘裏の吊橋はきちんと除雪されていた。吊橋を渡り切った所が雪崩の危険地帯であるが、現時点では積雪量が少ないのでそれほどの心配はない。しっかりとしたカンジキのトレースと、スキーのトレースが付いている。スキーは温身平の取水口管理員の物らしい。ウサギやキネズミ(アカネズミ)、リスの足跡が散乱している。
12:23倉手山の取り付きでスキーをデポする。大人数が登った後なので、トレースはしっかりしている。面倒なのでカンジキを履かずにプラブーツだけで登る。夏道なみの速度で高度が稼げる。振り返ると西俣ノ峰から頼母木山にかけて登る尾根が広がる。12:48展望台で倉手山を仰ぐ。時折本隊と無線交信をおこないながら登る。12:54平坦地入り口の楢を過ぎると主稜分岐が見える。高木が殆どなくなり視界が開け、背後には大境山や枯松峰がそびえている。
13:12−14分岐には、ODD・W平田・弥助・菅野が宴会の準備をしていた。到着と同時に差し出されたビールを飲み干す。PWD達が山頂を目指しているのが見えた。早々に後を追うこととした。
雪庇の亀裂が隠れており、時折落ちる。堅いザレ雪の上に新雪が積もっており、スタンスが効かない。キックステップで登るが、急斜面で先行者の歩幅が驚くほど広い。
急斜面を登り終えると雪原の先に飯豊連峰主稜の大パノラマが始まる。13:43−14:03先発隊より2分遅れで山頂に到着する。早速缶ビールで乾杯し、心行くまで展望を楽しむ。
14:20−15:48分岐まで下ると、大テーブルの上にはご馳走が用意されていた。今日は山岳会の新年会で梅花皮荘泊である。運転の心配がないので、十分に盛り上がる。
16:42取り付きまで下ると、陽がかげり、雪の表面が凍り始めた。17:14梅花皮荘駐車場着。

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