登山者情報831号

【2004年07月03-04日/大日杉〜五段山〜三国岳〜地蔵岳〜大日杉/齋藤弥輔調査】

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今年度山形県側の山開きが一般参加者49名、スタッフと事務局員20名、来賓14名の参加で大日杉小屋を会場に行なわれた。16:30より安全祈願の神事が執り行われ、山開きの鍵を授与した後、全員で雪山賛歌を歌い、テープカットをした後、班別ミーティングをやり懇親会で盛り上がり21:00頃には全員が就寝した様であった。
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3:30に起床して空を見ると晴れていた。コースはA,BコースがあってAコースは五段山(1.312m)〜三国岳(1.644m)〜種蒔山(1.791m)〜地蔵岳(1.538.9m)を回るコースでBコースは地蔵岳(1.538.9m)〜御坪までのピストンのコースである。自分はAコース2班のリーダーとして参加した。
4:30各班の点呼と体調チェックをした後、4:55分に大日杉小屋を出発した。まもなく吊り橋を渡り、急登になってくるが気持ちのいい朝日を浴びたぶな林の中を全員が快調に高度を上げていく、7:10五段山を通過、数本のヒメサユリを見ながら7:48牛ヶ岩山通過、このあたりからガスが時々かかり気持ちの良い登りに成った。8:25地蔵小屋後の分岐に到着、小休止をして三国岳までの剣ヶ峰の岩稜に取り付く9:38三国岳の山頂に到着、小屋の改築中で小椋秀春氏(熊さん)も真面目に汗を流し作業中であった。聞くところによると7月中に完成させたいと6名くらいの作業員の方々が頑張っていました。
記念写真を撮り、種蒔山を目指すが今回のコースで一番ヒメサユリが見事に咲いていたのはこの稜線上で会った。他にオノエラン、シラネアオイ、ハクサンコザクラ、等々が咲いていた。稜線からの大日岳(2.128m)や本山(2.105m)、御鏡雪などの展望は最高である。11:30種蒔山を通過した分岐の上の雪渓のうえで昼食タイムとした。Bコースのグループも御坪に到着して御沢の雪渓に下りて昼食タイムを取っている様であった。
12:00休憩を止め出発をして、御沢の雪渓に下り穴堰までの雪渓歩きを楽しんだ。御沢の両岸はシラネアオイ、サンカヨウが見事であった。御坪の上がって地蔵岳までは暑かった、下界ではこの日35度を超え猛暑の所もあったそうである。
14:20地蔵岳で休憩後、下山を開始15:25長之助清水に到着、冷たい水で補給して大日杉小屋目指して出発、途中ザンゲ坂慎重に下り、16:20大日杉小屋に到着。
11:30の長い山行を無事終了した。参加者と完走の握手をして労をたたえ合い、事務局が用意してくれていた冷たいスイカを頂き帰宅した。スタッフの皆さん、事務局の皆さん御苦労様でした。

神事 白川の吊橋を渡る
剣ヶ峰にて 参加者1
参加者2 ヒメサユリ
御沢を下る 草履塚を見上げる
登ってきた道を振り返る