登山者情報849号(投稿)

【2004年08月21日/中ツル尾根〜大朝日岳〜平岩・御影森・上倉山/吉田弘調査】

8月21日6:02台風一過の快晴・そよ風・気温12度のなか、朝日鉱泉から初挑戦の中ツル尾根を目指す。寝不足で足が地に付いてない感じがする。
6:10弘法清水、帰路の御影森分岐を確認する。立派な吊り橋と渡渉用の頑丈な橋を何度も渡りながら進む。7:30出会、初めて人に出会う、いよいよ標高差1200mの登りが始まる、800m付近で登山道にバナナのような物を見るがそのまま進む、しかし気になり戻ってよく見る・・なんと20cmぐらいの黄色い大ナメクジだ、あまりの不気味さに撮影をためらう(あとで後悔する)。
8:30-8:50長名水、また人に会う水を満タン(2.5L)にする。9:23・1369m、やっと樹林帯から出る騙し以外は本物の山々がひらける.。花と山を眺めながら更に登り10:40ー11:20大朝日岳頂上に立つ、7人いる。先週にもましていい眺めである。佐渡・粟島・磐梯も良く見える鳥海は月山の後ろのモヤで見えないがあとは、全部丸見え蔵王など大平・横倉・ライザミネリのゲレンデが区別できるほどである。腹ごしらえを済ませて平岩山へのガレ場を下る。一人旅の始まり、岩場から草原を登り12:03平岩の三角点、ここには標柱が無い記念登山の小さな木柱だけだ、うっかりすると見過ごす。是非とも標柱を立てて欲しい所だ、のっぺりした山容なので視界のきかないときは、慎重に磁石を使ったほうが良いと思われる。
ここから先の南の展望は最高だ、大玉・祝瓶・飯豊(石ころびの雪渓も見える)磐梯・吾妻・蔵王が一目だ、景色を楽しみながら進む前方に4つの小ピークが待っている。
最初の大沢峰を超えて12:45大沢峰の水場100m朝日俣沢のほうへ下るので確認は省略する、このあたりから樹林帯が多くなりそうなのでおまじないの鈴を着ける、2つ目のピークへ向かう、すぐ左側のやぶがガサゴソする「おはよう、こんにちは」と挨拶するが返事が無い人ではない、10m進んで後ろを見るすれ違いだったらしい・・鈴をつけてよかった・・熊さんには至近距離でこれまで2回会っているが、きょうは確認できなかった。
小さなピークを超えるたびに汗を搾られる・・やっと苦しさを乗り越えて、13:25-30御影森山に着き一息いれる。更に下る、14:45上倉山、かなり疲れてきた。14:55-15:00上倉の水場、ここで最後のおにぎりを食う、いつも1・2個残すのに今日は完食だここからは急な下りとなる、疲れた足にはかなりきつい・・慎重に進む、15:40朝日川の吊り橋にでる・・橋の真中から上流正面にナカツル尾根と大朝日岳が渓谷の間に悠然とそびえる、絶景だしばらく眺める、橋の上なのでカメラは出さない(無線機を落としたことがあるから)
15:45分岐に出る、弘法清水で水を汲んで16:00朝日鉱泉にもどる、疲れた。
コース状況は、ナカツルで2箇所・御影で数箇所でブナの倒木があるが特に問題は無い、変化が出て面白いかも?水場もほぼ良好、標識は平岩三角点以外はOK。
今日は、今年一番の疲ぐあいだ明日筋肉痛を久々に味わいそうだ、このコースを雪解けのあと整備していただいた方々に感謝して16:15着替えだけして帰路に着く、風呂は止めにする・・居眠りが出そうだから・・32回目終了

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