登山者情報894号

【2005年03月27日/栂峰/井上邦彦調査】

05:00PWDと合流後、コンビニでAXLと合流、除雪車とすれ違いながらフォレスト飯豊でNIYと合流する。小屋集落最奥に車を止める。今回は全員が兼用靴を使用した。HZUとPWDは二日酔いと寝不足で体調は良くない。
06:51スキーを履いて歩き出す。07:06杉木立に囲まれた「栂峰山大神」神社を通過する。道にはカモシカ・リス・ウサギの足跡が続いている。07:25-35砂防ダムを過ぎた所で休憩を取る。NIYが先行し、PWDとHZUが遅れ気味である。
08:15、Z状になって沢沿いから高度を上げる車道分岐を通り過ぎたことにAXLが気付く。PWDはそのまま林道を登り、HZUも現在地から直登し、NIYとAXLはそのまま沢沿いに進み、適当な所から左岸の車道に上がる。この先の車道は徐々に高度を上げて行く。
08:24林道終点の広場に到着する。08:28-40すぐ先にある巨大ブナ脇で休憩。滅多にはない大きさである。砂防ダム手前のスノーブリッジを渡り尾根に取り付く。交替で先頭を勤めながら杉林を登っていく。
920m09:27杉林を抜け、09:29-41尾根上で食事とする。朝日連峰と長井盆地が見えた。汗を流しながら伐採跡地を順調に進むが、雪質の変化と共にシールに雪が付着し始めた。カラマツとカンバの仲間の林がある小峰を右から巻くように進むと、雪庇のある主尾根が立ちはだかった。左上して雪庇のない部分から主尾根に出る。
10:14主尾根上はやはり風がある。大きなクロベが育っている主尾根の凹凸を一つ一つ越えていく。AXLが右手の尾根を登っているカモシカを見つけた。
1,310m10:50-11:00風が吹きすさぶ中、立って食事をする。斜面を登ると、風による波状の平坦地を過ぎて、1,400m11:24ピークに出る。ここから左に折れて風の強い雪原を進む。雪洞を掘る場所を探しながら斜面を登りきり、11:48神社のある(筈の)ポイントに到着する。
東側のカール状地形に張り出した雪庇に雪洞を掘る。11:19雪洞完成。ラーメンを煮ながら早速乾杯。AXLやPWDが持参してくれた具を入れたラーメンを啜りながら、暫し楽しい一時を過ごす。雪洞内から携帯電話で自宅に連絡。
雪洞を出て、シールを剥がしワックスを塗る。13:26下山を開始するが、地吹雪状態で先行者が見えない。風上に向かうと眼を開けていられない。うっかりすると風圧で進み、転倒する。
1,420m峰からは、風が弱まり、快適な滑降となる。登りではアップダウンの多い尾根と感じたが、下りではシールを付けることなく進むことができた。
1,100mから右の尾根に下る頃には、風は止み、スキーにも慣れてきて楽しみながら下る。暑くなってきたので14:20-25休憩を取り、下着1枚になる。下るにつれ雪が重くなってきたが杉林の中も結構楽しめた。
14:42林道に出る。ここで踵を開放する。途中で再度ワックスを塗る。14:51折れた林道を過ぎ沢沿いの平坦な林道になる。
単調な林道歩きが続き、砂防ダムを過ぎ、15:37神社を通過、15:47車に到着した。

今回のコース

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