登山者情報897号

【2005年03月30・31日/飯豊山荘除雪作業/吉田岳調査.】

毎年恒例になっている飯豊山荘の雪下ろしに、私は始めて参加させてもらった。時期としては少し遅れたようである。メンバーは小国山岳会の高橋会長、舟山顧問、地元小玉川地区の方3名、私の計7名。雪の降る中、朝9時に梅花皮荘に集合して準備を行い、一同奥川入荘に向かった。
玉川右岸の車道はこの時期雪崩の巣であるため、もちろんそのまま歩く訳にはいかない。地元の人達の案内で、コースは以下のようになった。まずは奥川入から林道沿いに歩いていく。砂防ダムを経て、トイタ沢の向かい、淵の下流の瀬の部分を渡渉して右岸に渡る。そして程なくオオフタガリ沢の大規模なデブリ(雪崩跡)を伝ってまた左岸へ。しばし右岸のコンクリ吹き付けを見ながら進み、旭又沢辺りでスノーブリッジを伝い右岸に渡る。ここで一度スキーを脱いでブッシュ漕ぎを強いらされた。あとは右岸上方斜面からの雪崩に注意しながら車道を歩き、天狗平に行く。行きは約3時間。帰りは約2時間半であった。ただしルートはその時期の雪の状態により変わるため、このルートが積雪期には常にベストとは限らないので注意。ちなみに今回は、ゲレンデスキーにビンディングを改良した小玉川式(前田式)長靴スキーを使わせてもらった。
奥川入荘より出発 旭又沢付近で右岸へ
脇ノ沢付近の車道上 後ろを振り返る
飯豊山荘の雪下ろし
天狗平ロッジ2階部分 天狗平ロッジ1階を覗き込む
下山開始 今日は快晴
吹き付け付近の様子
オオフタガリのデブリ デブリ上での舟山公園管理人
玉川が顔を覗かせる 枯松山を眺めながら
砂防ダム上部
丸森尾根を眺めながらの一服 奥川入荘の対岸側
今回使用した長靴スキー