登山者情報904号 

【2005年05月40日/剣ヶ峰/峡彩山岳会佐藤安男調査】

剣ヶ峰の写真添付します。私のカメラの設定が悪くポジが全部とんでいて泣きでした。同行の奈良山岳会メンバーから送ってもらい少し手を入れた2枚です。撮影日時は4月29日4時過ぎです。地蔵から見るとなんともならないように見えましたが、取り付けばなんとかなります。ただ、トレースなし、高度感もあるので慎重に行動しました。地蔵からの眺めは山全体が白く覆われていたような印象でした。しかし帰路での三国岳での印象は特に七森などかなり雪崩て黒々した斜面が目立ちました。日一日と状況が変わっていくと思われ、剣ヶ峰の尾根上や側面の雪も少しの間、不安定さが残るのかと思います。慎重なルート取りの啓発いただければと願います。
私たちは切合小屋で一泊後(5月1日)、前日成海・戸貝情報から松ノ木尾根を下山しました。徒渉はその情報より少し厳しくてロープを張って渡りました。荷物を渡し、その後空身で渡る作業を余儀なくされました。雨だけでなく、その時の雪解けの増水量が春このコースの難点ですね。
ついでに松ノ木尾根(5/1現在)の状況ですが、上部は緩やかな尾根に雪がどっかり乗りすばらしく快適です。90°カーブ上部での細くなるところから藪で、道形はほとんどわからないと思います。90°カーブから下は少し雪も使えましたが藪をしのぐ程度。徒渉地点付近の尾根上は雪はありません。徒渉後の杉林から小沢小屋まではほぼ雪上歩行となりました。この時期ドンドン融けていくのであまり参考にはなりませんが、以上お伝えいたします。
剣ヶ峰と七森を仰ぐ
地蔵山から剣ヶ峰
剣ヶ峰核心部