登山者情報925号

【2005年07月03日/石転ビ沢/齋藤弥輔調査】

2005年飯豊連峰山開きBコース、石転ビノ出合までは全て夏道となります。梶川出合の状況が悪く、手前の崩壊地を大巻きすることになります。 7月2日
4:30〜天狗平ロッジにおいて神事などの山開きの式典がとりおこなわれ、その後班ごとのミーティングなどが行なって夕食後、早めに就寝?・・・・
7月3日
Aコース梶川尾根を門内小屋ピストン、Bコースは石転び出合ピストン、Cコースは倉手山コースとなっており、私の担当はBコースの1班でサブリーダーは三島君である。
Bコースは55人の一般参加者にリーダーとサブリーダーがついて5班体制で朝の点呼と体調チェックを行い5:30山荘を出発、6:00梅花皮第四砂防堰堤で朝食タイム、7:00うまい水到着休憩タイム、滝沢出合付近から設計は残っているが、クレパスが何本も走っており、また薄くなって穴も開いていた。梶川の出合の状況は登山者情報の923号にも載っているが、例年歩いている左岸側を水が流れて崩壊寸前のスノーブリッジがあって左岸の上部を大きく回りこんで梶川に出た(8;10)。梶川を渡る時も雪溶けで増水しているので注意が必要である。赤滝付近の雪渓もクレパスが何本も走っていて崩壊が始まっていた。9:00石転び沢出合に到着予定通りにつき、11:00までゆっくりと食事をとったり、ビールを飲んで喉を潤したりしてその後に磁石の使い方や、捻挫の応急処置方法のレクチャーをして記念写真を撮って石転び沢出合を後にする。
咲いていた花はサンカヨウ、ショウジョバカマ、ニッコウキスゲ、キバナスミレなどなどが見られた。この日の山行で危険な行動の2人がいたのでそれぞれ注意をした。それは今にも崩れそうなクレパスの入った梶川の出合と赤滝の雪渓を歩いていたからであった。
怖さを知らないのか、夏道より雪渓のほうが楽と思っての行動か知らないが、安全を最優先に入山して欲しいものだ。
14:00 山荘に全員到着、班ごとに点呼を取り解散、温泉に入って帰宅する。17:00〜参加者と小国山岳会のメンバー有志で我家の前でバーベキューで慰労と反省会で盛り上がって飲んでいました。
出発前、飯豊山荘にて うまい水に到着
うまい水にて 滝沢出合を見下ろす
梶川出合、右の崩壊地の上部を
大きく巻いて梶川に出た
梶川を渡る
梶川左岸にて 石転ビノ出合に到着!
1班の皆さん 2班の皆さん
3班の皆さん 4班の皆さん
5班の皆さん 大岩脇、雪渓の亀裂にて
(安全を確認しないで
このようなポーズは取らないでください)
石転ビノ出合を後にする 赤滝を通る
赤滝から見る下流の様子 赤滝を通る皆さん
赤滝から石転ビノ出合を眺める 梶川出合のスノーブリッジ
サンカヨウ 滝沢出合の滝
滝沢出合下流から見た上流の様子