登山者情報976号 (投稿)

【2006年01月01日/白太郎山/景山仁志調査】

<山域>
 白太郎山 766mまで
<コースタイム>
 五味沢集落 11:00 −−> 766m 13:00 −−> 五味沢集落 13:30
<メンバー>
 単独
<天気>
 晴れ
 元旦の朝、天気予報を見ると、飯豊や、朝日の方も、どうやら天気がよさそうなので、大晦日の日にアルコールを飲みすぎて、起きる時間が遅かったが、速攻で、準備して、小国へ向かった。五味沢へ到着して、出発した時間は、既に昼近くになっており、1人ラッセルでもあるので、山頂は多分無理だなと思いつつ、行ける所まで、いこうと、最初の急斜面を、登り始めた。先週の下権現堂山のような、激ラッセルほどではないが、膝半分くらいは、埋まってしまう。ラッセルは、1人でやっていると、直ぐに気分が萎えてきてしまい、もうこの辺でやめて帰ろうなどど、もう一人の自分が、たまにささやきかけてくる感じになるときがある。そういう雑念を追い払い、しばらくすると、かなり濃い杉林にでた。この杉林は、昼でも暗いくらいの濃さだ。ほどなく杉林を抜けると、丁度スキーには良い感じの、まばらな、木々が茂る斜面に出た。自分は、無木立の一枚バーンより、まばらな林間がすきなので、これは、いいと思わずうなってしまった。こういうブナの林間は、東北の山スキーのエリアの大きな特徴だと思う。いい感じだとおもいつつ高度を上げていくと、600mくらいで、ゆるやかになった。一人ラッセルだが、それほど苦にならないくらい、天気もいい。またしばらくすると斜度が増し、766m位に着いた頃には、13時近くになっていた。ここから、白太郎山が見えたが、まだ2時間くらいかかりそうなので、今日はここで、止める事にした。766mで食事していると、うさぎが少し遠くを、走っていく姿が見られた。今日は、天気がいいので、動物たちの活動も活発なのだろう、登っているときでも、名前はよくわからないが、やたら沢山の足跡が、雪面についていた。食事も済ませ、いよいよ滑走の開始だ。多少雪の重い、パウダーランは、膝下半分くらいがいいと思っているが、今日の状態は、まさにそういう状態だ。天気もいいし、パウダーランが楽しめるので、思わず、声が出そうなくらい、いい感じだ。登りの苦労もこの為にあるのだろう、30分くらいで、五味沢の集落に到着した。

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