登山者情報997号(投稿)

【2006年05月04日/二王子岳/小林元一調査】】

 7:30、標高300mほぼ満車状態の二王子神社駐車場を出発。お賽銭を上げて神社参拝。紅しだれ桜が美しい。7:50、 1合目430m。8:15、2合目水場600m。2合目前後、一部雪道、雪解け水で道がグチャグチャ。3合目手前斜面にイワウチワが多い。3合目までほとんど夏道だが、3合目手前から本格的な雪原、残雪の山となる。8:30、3合目720m一王子。
 9:20、定高山994.4m(ここを「独標」と呼ぶ意味が分かりません、というか「独標」の意味が分かりません)。コンクリートの柱の刻みによる積雪量は2m(4月1日に井上さんがここで4mを確認しているが、わずかこの1か月で2m分は蒸発?)。10:00、油こぼしの上部と思われる1240m。眼下に見下ろす一面の尾根筋の雪原。10:35、9合目気象観測のカマボコドーム。
 10:45、山頂着。4月1日に井上さんがここで巨大モンスターのような雪のついた「青春の鐘」の写真を報告しておられるが、遠い昔のことのよう。今、鐘の前に雪はない。しかし、大勢の登山者は冷たい風を避けて、鐘の下の笹薮の下の雪の上に横に並ぶ。景色も天気もいい、が、寒い。昨日山頂小屋に泊まったという人が、昨日より今日が、飯豊がよく見えるという。昨夜、佐渡に沈む夕日がきれいで、星空も天の川が西から東に大きくかかって、すばらしい風景だったという。同宿した山岳会メンバーが、今朝未明に赤津〜門内へ向ったらしい。
 11:40山頂出発。尻セードを楽しむ。この時期の二王子岳は何と行ってもこれが楽しい。12:35定高山。定高山から少しグリセードで下ると、もう正面下に一王子の小屋が見える。13:00、一王子。ここまで来ると暖かい。雪遊びもここまでか。13:20、2合目水場。虫が気になり出した。13:35、1合目。虫がついてくる。暑い。朝、まだつぼみを閉じていたカタバミが咲きはじめた。13:50、登山口二王子神社到着。
一王子の小屋 定高山の積雪計
いく筋ものシリセードの跡 9合目から山頂へ
山頂の避難小屋 春を迎えた「青春の鐘」
山頂の雪原 山頂から黒石への稜線