東北総合体育大会での活躍を賞賛す

理事長 青木 健一 

 平成23年7月29日から31日まで、岩手県営運動公園登はん競技場で開催された東北大会も、曇り空の中天気にも恵まれ成功裏に終了した。本県の成績については、8枚の賞状を獲得し、少年男子が2年連続国体出場権を獲得する素晴しい結果を刻んだ。
 さらに、山岳競技の表彰の形式により、各競技とも2人の成績の合計により種目順位3位までが表彰されるため、個人順位少年女子リード1位松田友里選手、成年女子リード3位本田和恵選手の素晴しい好成績にもかかわらず賞状授与がないことが悔やまれてならない。
 まず、少年女子は、宮城、岩手が東北上位の中、リード完登者がたった2人、うち松田友里選手が高校最後の大会で見事完登し個人順位1位、種目順位3位。ボルダは、2課題、4課題を慎重に1回のアテンプトで見事完登し個人順位4位。国体には及ばなかったものの東北屈指の選手となり、これからもますます有望な選手に成長された。
 少年男子は、岩手、福島が上位、東北大会初出場ながらリード近藤将多選手個人順位5位、本田綾太選手6位で種目順位3位。ボルダは、2課題を2人とも1回のアテンプトで完登、4課題本田1回、近藤3回のアテンプトで完登し、個人順位5位本田選手、6位近藤選手で種目順位堂々の3位。昨年べにばな国体以来の国体出場の快挙に、今年も両種目とも大健闘で見事2年連続国体出場権を獲得した。
 成年女子は、宮城県の棄権により岩手上位の中、大ベテランの本田和恵選手リード個人順位堂々の3位、ボルダ本田選手、梅津香織里選手とも2課題を1回のアテンプトで完登、個人順位4位、種目順位2位の大健闘。
 総合では、岩手、福島に次いで3位入賞を果たした。福島も年々力を付け、東北上位戦線に危機感を及ぼす存在となってきている。
 終わりに、今年の大会の運営については、宮城県が開催順番であり2月に審判員資格取得講習を開催するなど着々と準備が進められていたが、東日本大震災による未曾有の被害により、宮城県での開催ができない状況下になった。何とか東北から山口国体に選手を送り出したい。東北大会を開催するという東北の強い想いが一致し、昨年に引き続き2年連続で岩手県に大会会場を引き受けていただき、例年同様の立派な大会運営がなされた。
 宮城県、岩手県の関係各位、更には東北地区の役員各位の並々ならぬ御協力があったことを未来永劫忘れることはないだろう。成年男子、少年男子の選手諸君、山口国体での活躍を期待しております。がんばれ東北 がんばれ山形

○リード競技
種  別 種別順位 個 人 順 位 上 位 成 績
少年女子 3 位  1位 松田 友里
少年男子 3 位  5位 近藤 将多  6位 本田 綾太
成年女子 4 位  3位 本田 和恵

○ボルダルング競技
種  別 種別順位 個 人 順 位 上 位 成 績
少年女子 5 位  4位 松田 友里
少年男子 3 位  5位 本田 綾太  6位 近藤 将多
成年女子 2 位  4位 本田 和恵  4位 梅津 香織里

※ 個人成績を掲載しました。なお、大会成績は、山岳連盟HP http://www.iideasahi.jp/ga-ko11to.html で紹介してますので御覧ください。