平成23年度第2回山形県山岳連盟常任理事会(速報)

 2012年1月15日大江町において、山形県山岳連盟常任理事会が開催された。
 主な内容としては、ルネサス山形セミコンダクタ山岳部の退会承認や、2011年度の事業経過などが報告された。
 登山部からは指導員の更新について報告があり、有効期限が2013年3月1日までの場合は、直接自宅に通知が来るのでコンビニなどで振り込みをすること。有効期限が2013年9月1日以降の場合は、山形県山岳連盟が日山協に承認を得た研修会(2012年度は春期・夏期・冬期を申請済み)に出席しないと更新通知そのものが来ないこと、山形県体育協会などで行っている研修は更新手続きの研修に該当しないので注意することの確認があった。
 既に有効期限が切れている場合の対応について質問があり、「指導者資格復活制度が大幅に変更され2011年11月26日以降は資格失効期間の長短に関わらず再登録が可能となった。希望者は井上登山部長に連絡をして欲しい。」と回答、早速数名から希望がある旨が表明された。
 また新たに指導員になることを希望している者が複数いることから、養成講習会開催の必要性が提案された。
 競技部からは、今年度国体において東北勢が惨敗をきしたので、スポーツクライミング指導員や審判員の養成を、東北全体で取り組むことを6県協議で話題となったことが報告された。
 理事長からは、5月に発生した吾妻連峰における事故に対する山形県山岳連盟としての対応が報告された。
 今回最も時間をかけて議論されたのが、日山協の公益法人移行に伴う東北ブロック地域連合の結成問題である。日山協の変革が傘下の各都道府県岳連(山協)にどのような影響を及ぼすことになるのか、話は日山協の役員構成や2019年度以降国体山岳競技が隔年開催になる可能性にも触れることになった。この問題は県岳連を構成している単位山岳団体の現状と展望を抜きにしては議論できない訳であり、結成することによるメリットとデメリットに配慮し、1月21日に開催される東北ブロック新春懇談会に対応することとした。
 その他としては、山切手の件、個人会員の件(会長承認事項)、総会の日程(3月24日)が事務局から報告され、登山部長から「第2回飯豊連峰保全シンポジウム・飯豊を語る会」の案内、朝日連峰で発見されたマツノクロホシハバチの対応策について報告があった。

開会の挨拶(常世副会長)
清野会長
真剣に討議された
青木理事長の報告
常任理事の皆さん