2018年度(第16回)山形県山岳連盟指導員研修会

【2018年05月19日−20日/蔵王坊平】

 2日間に渡り、蔵王坊平ペンション「トゥコットン」をベースにして開催されました。最初に菅野登山部長から「山岳遭難捜索保険」についての説明がありました。続いて、吉田登山部副部長から「一般登山者の引率や指導方法」について、ガイドのやり方の紹介がありました。目新しい内容に参加者は興味津々で意見交換をしました。もしかすると自分が引率してもらえる時のガイド選びにも使えるかもしれませんね。またペンションのオーナーである杉浦孝一さんから「蔵王での暮らし」と題して、話をいただきました。
 その後、過去に子供育成会の死亡事故があった仙人沢橋へ行き、事故の検証やフィックスロープの設置について研修をしました。戻ってから、地元上山市の案内人である細川さんから「クアオルト事業についてお聞きしました。
 二日目は、なんと降雪のため車道が全面交通止となり、スキー場で、ロープ操作方法や懸垂下降について研修をしました。・ガイドの行動規範について(メモから)
 ・自分達のパーティがどういう状態にあるか適切に説明すること。登山中止を告げる時は、後のトラブルを避けるためにも、その場で十分な説明をして顧客の理解を得ること。
 ・顧客に対して公平であること。特定の人とのみ親しくしないこと。特に異性の顧客とは必要以上に馴れ馴れしくするな。
 ・他の登山者を顧客の前で非難しないこと。言い方を考える。
 ・どのような初歩的な質問にも忠実に答えること。
 ・少しでも顧客に異常を感じたら素早く手当を開始すること。恐怖心であればロープの使用など適切な配慮を行い、自分の感覚では判断しないこと。
 ・ペース配分は、セカンドが頑張るタイプなのかマイペースタイプなのかを見極めること。

菅野登山部長から山岳保険の説明
伊藤県岳連会長
吉田副部長から「ガイドのやり方」について
杉浦氏からの講話
仙人沢に下ります
どのような形で事故が起きたのか?
ザックからロープの末端を取り出します
笹や細い枝を束ねて支点を取ります
今日のメンバーです
クアオルトについての研修
夕食は豪華に
これは二次会です
翌朝 二日酔いもなく
今回使わせていただいた ペンション
なんと!積雪のため通行止め!!
月山
大朝日岳
飯豊連峰
ロープの扱いから始めました
ガイドが顧客を支援する方法
行動中にザックからロープを出す方法
懸垂確保の支点は車!
マッシャーを組み合わせます

終わり