会員の山行 057号

【2005年05月17日/飯盛山/木内茂雄】

昔の山中間と40数年振り集まる機会があり、その折り飯盛山をハイキングした。
国道141号線を佐久市の方から向かい、日本の鉄道最高地点の野辺山から平沢峠に入る予定であったが、通り過ぎて清里まで行ってしまった。近くのガソリンスタンドで平沢峠の道を聞いたがあまり明快な答えでなかった。それでも、どうにか平沢峠に着いた。
峠には駐車場が有り、整備の工事をしていて、観光バスも数台着いていた。此処から八ヶ岳が手に取るように見える。
60〜70代の仲間8人と合流して、飯盛山を目指す。道はなだらかで、カラマツとリョウビの木が混ざる林を登って行くとやがて視界が開け、牧場の中を歩く。この頃になると南アルプスも見え、振り返れば八ヶ岳が大きく見える。
そして、草花はエチゴキジムシロを小さくしたような黄色の花とスミレ、それからズミ(ヤマカイドウ)が蕾をつけている。カンゾウの葉、それにタカネマツムシソウの葉を多く見つける。
下を見下ろすと別コ−スから登って来る学生の団体がゾロゾロと見える。
山頂まで休憩を含め1時間半ほどであった。春霞がなければ遠くの山も見渡せる絶好のハイキングコ−スだ。80代になってからの散策コ−スに丁度良いだろう。
下山してから、増富ラジウム温泉に入り、その後、車で一回りして瑞がき山の見える展望台に行き特異な山を眺めた。

カラマツ林と八ヶ岳 植樹祭の記念碑
新緑のカラマツ 新緑の八ヶ岳
瑞がき山 飯盛山にて八ヶ岳
平沢峠にて八ヶ岳