会員の山行 060号

【2005年05月29日/奥秩父・金峰山/木内茂雄】

タイム 瑞がき山荘5:25〜5:45林道横断〜6:10富士見平小屋6:22〜6:59鷹見岩への分岐〜7:05大日岩小屋7:11〜7:35大日岩〜7:42小川山への分岐〜8:49砂払ノ頭〜9:06金峰小屋への分岐〜9:40五丈岩下9:49〜9:53金峰山山頂〜10:00五丈岩10:53〜11:15金峰小屋への分岐〜11:23砂払ノ頭〜12:02小川山への分岐〜12:26大日小屋〜12:35鷹見岩への分岐〜13:00富士見平小屋13:06〜13:18林道横断〜13:30瑞がき山荘
3. 記 録
前日、増富温泉まで降りてきて汗を流してから、そばの食堂で一杯を堪能する。ビ−ルの自動販売機前の無料駐車場に車を止め、寝袋で快適に眠る。翌朝心配した天気は良く半分の月も見える。早速目の前の販売機からビ−ルを補給する。
瑞がき山荘の前には徳山ナンバ−のバスも着いていた。小鳥が囀るカラマツ林を歩いて行くと、特徴有る“特許許可局”所謂、ホトトギスが出迎
えてくれる。ミズナラも目立ち、昨日見たけれど改めてミツバツツジの花に元気づけられる。富士見平小屋周辺にはヘビイチゴの白い花とマムシグサ、ヒメタデ?を見つける。その先、少しいくと登山道の両側が大きな白樺でまだ葉が出ていないので明るい。やがて、奥秩父特有のシラビソ林となっていく。飯盛山を右に平に巻いて行き、少し下るようになると大日小屋に着く。登山道の直ぐ右下に有り、その向こうには尖った鷹見山が見える。
この辺りからシャクナゲがかなり続くが、まだ蕾で10日後位後からは、ピンクで溢れるだろう。小屋より少し先で左側に大きな岩山に接近する、これが大日岩のようだ。この辺りでバイカオウレンらしきものを撮る。砂払ノ頭の登り手前から若干残雪を見かけたので、ビ−ルが暖まらないようにビニ−ル袋に取り冷やしておく。
砂払ノ頭からは森林限界になり、直ぐ向こうには五丈岩と直ぐ左隣には山頂が見える。岩の陰にはイワカガミの葉が点在する。一寸した上り下りをした後、左に金峰小屋を見て右に登っていくと、コメバノツガザクラとミネズオウの小さい花が咲いている。勿論カメラに納める。
五丈岩は今まで横から見ていたので尖っていたが、正面来ると幅広く堂々としている。ザックを置きこの岩に挑戦したが半分までしか登れなかった。四〇年前のかすかな記憶では登ったと思っていたが、年のせいか、勘違いか?。山頂は直ぐそこで、登ってみるが登山客はいない。直ぐに五丈岩の下に戻りユックリと飲むことに専念する。いくらか気温低いのでヤッケを着る。帰りは同じ道を引き返す。
この山で感じたことは、シャクナゲの最盛期には感嘆の声を上げるだろう。
ミツバツツジと老木 大日小屋と鷹見岩
バイカオウレン 金峰山と五丈岩を望む
金峰小屋への分岐 ミネズオウ
金峰山と五丈岩 コメバツガザクラ
五丈岩 五丈岩に登る
五丈岩 金峰山々頂
五丈岩前の標識 不明
大日岩 大日岩下にシャクナゲ
シャクナゲアップ ミツバツツジと新緑
富士見小屋付近でスミレ マムシグサ
富士見小屋付近でバライチゴ ムシカリ
ヒメタデ 新緑のカラマツ林
ミツバツツジ