会員の山行 072号

【2006年01月28日/泉ヶ岳/吉田岳】

 仙台市泉区にある泉ヶ岳。宮城の登山者にとっては、けっこう人気のある山だそうで、夏冬通して多くの登山者が訪れると聞いた。私自身も前から気になっていた山で、今回やっとそれを実現することが出来た。
 いろいろとあって(ここでは詳細は省かせていただきます)、泉ヶ岳スキー場の駐車場を出発したのが10時40分。リフトに乗り、リフト下り場で山スキーにシールを貼ってスキー登行の準備を行う。11時出発。5分ほどでウサギ平に到着し、初めて泉ヶ岳の全貌が見えてきた。意外と藪が多い。ここに看板があり、山の説明がされてあった。地形図と照らし合わせ、コースを決める。最短距離と思われる右尾根のカモシカコースを登り、その周辺の様子を見て下りのコースを決めることにした。
 カモシカコースは樹間が狭く、これではスキーにならない感じである。などと周辺を見渡していたところ、カモシカと遭遇してしまった。カモシカコースでカモシカとはなかなかしゃれた奴である。山頂直下では、仙台からの団体さんとも出会った。最後の急登を登り切り、平らになった所で、祠と山頂の標識が見えてきた。12時45分、登頂。風があったが、しばし昼食タイムとした。
 下りは滑降コースと言われるコースを滑ることにした。名前の通り、やはりスキー向けのコースのようだ。13時5分、滑降開始。雪質はなかなかいい。最初は急斜面、だんだん緩やかになるが、今度は木々の間にルートを探しながらの滑りである。それでもけっこう楽しむことができた。下の方では、スキー場に出ず、まっすぐ青年の家方向に滑り降りて行った。14時10分、駐車場に無事到着。手頃ながらなかなかいい山であった。
ウサギ平の看板 泉ヶ岳全貌
カモシカコースのひがら坂 山頂直下での団体さん
登頂 泉ヶ岳薬師如来さん
下山コースを望む 木々の合い間を縫って滑り降りる