会員の山行 073号

【2006年02月05日/白鷹山/吉田岳】

 白鷹町にある標高994mの白鷹山。いつでも行けると思いつつもなかなか行けないでいたが、今回やっと向かってみることにした。といってもどこから登ってみたらいいのか分からない。GamoさんのHP『飯豊朝日連峰の麓から』http://homepage3.nifty.com/gamou/を拝見させてもらうと、西側と南側からの山行報告が載っていた。それでは私は北東側からということで、山辺町畑谷地区から登ってみることとした。
 12時20分、嶽原地区より山スキーにて出発。最初は草原っぽい所だったが、すぐに混み合った杉林となった。これではスキーにならない。左側の尾根に出て、大平コースに合流すると、しっかりとしたトレースができていた。まもなく10名ほどの団体さんが山頂から降りてきた。
 尾根筋は、細いけれど完全なブナ林になっていた。何度かアップダウンを繰り返すと、こんもりとした杉林が見えてきた。中には200年くらい経っていそうな立派な杉も混ざっている。そこを登り切って、14時05分山頂に到着した。山頂には立派な白鷹山神社が建立されており、隣に自由に出入りできる休憩所も立っていた。
 さて下りはどこを滑り降りようか。今登ってきたコースではたいして楽しめない。それならと、山頂から嶽原に直接向かう沢沿いのコースを下ることとした。最初は少し滑られそうだが、途中からは藪になっているかもしれない。それほど期待せずに滑り出した。ところがどっこい、これが。最高のスキーコースになっていた。雪質も太ももまでくるディープパウダー。感激である。しかしその楽しみもほんの10分ほどのこと。まもなく平らになり、スケーティングで下りていき、13時、嶽原に到着した。
 白鷹山もなかなか舐めたものではない。ただし今回の滑降コースは、雪質によっては滑り難かったり、あるいは危険な状態になったりすることも考えられます。ご注意下さい。また、カンジキハイクとしては大平コースがいいかと思います。
大平コースとの合流付近 800mあたりのブナ林
登ってきた尾根を見晴らす 白鷹山神社
下りのルートはここに決まり 中腹の斜面