【2006年07月16日/櫛形山(山梨県櫛形町)/木内茂雄調査】
タイム
中尾根登山口(見晴台)6:15〜7:06モミジ平への分岐〜7:24水場分岐〜9:30簡易トイレ〜9:40アヤメ平付近(写真撮り)〜7:55アヤメ平避難小屋8:08〜8:19裸山への分岐〜8:37樹齢300年のカラマツ〜9:01櫛形山山頂9:05〜9:22樹齢300年カラマツ〜9:38アヤメ平避難小屋10:34〜10:49モミジ平への分岐〜11:09モミジ平〜11:22アヤメ平から合流〜11:30登山口
記 録
昨日の茅ケ岳を下山する時に見た櫛形山を目指して走る。櫛形町から城山らしい丘を目当てに登って行くと県民の森の案内が出て来る。ひたすら其処に向かって坂を登って行く。
県民の森に着くと南尾根登山口が有り、数分先に中尾根登山口が有るが更に2,30分登って行き見晴台の有る所に車を止める。此処は中尾根を有る程度登った位置に有り、今の所富士山が良く見えている。それから、その左には秩父の山々が雲海に浮かんでいる。雨が少し降っているので合羽ズボンをはき、傘をさして登り始める。左側に回り込んだ所にも登山口が有るが直ぐに合流する、花が終わりかけたシモツケを見ながら登ると直ぐにナラ、カエデ、コイメツガ、リョウブ、アセビ等の樹林帯を登るようになる。雨も小やみになったし、暑いので合羽を脱ぎ、傘もたたむ。花はと探して進むとオダマキ、ホタルブクロ、キツリフネ、ヤマブキショウマ、クガイソウ等を見つける。それから、これからのユリとトリカブトらしい葉を見つけるがことによるとグンナイフウロかもしれない。
単純な登りが続き、カラマツソウ、花の終わったヤグルマソウ、コバイケイソウ、カニコウモリ等を確認する。そして、水場も通過して行くと見慣れない白い花に出会う。あとで調べたらクサタチバナであった。アヤメ平に行くまで結構有る、矢張り違う山に登るのは初めての花に会える事が有るので感動だ。
それから、センジュガンビに出会えた。これは飯豊とか東北の山で見たものと比べると茎が少し太く、長く、そして日陰に咲いている。昨日茅ケ岳で見たコアジサイも咲いている。
歩き出して二時間一寸でブルーシートの簡易トイレが右上に有る。先程から昨年のアザミの枯れたものかと思っていたらオヤマボクチと気づいた。それから、これからのアザミ、シモツケソウ、終わったクルマバツクバネソウ、咲き始めたミヤマオミナエシ、グンナイフウロを撮る。
やがて、傾斜が緩やかになりカラマツが見えてきたらアヤメ平の始まりであった。グンナイフウロ、テンナンショウ、クガイソウ、イトキンポウゲ(ミヤマキンポウゲと思った)等が出現、そして、登山道の両脇がロープで囲われるようになると其処はアヤメ平であった。アヤメを撮り、そばのテガタチドリを撮りで前に進めない。
避難小屋が有り、その前にはアヤメ平の説明の看板が有る。アヤメはまだ盛りでないのか、それほど多くはない。休憩後、少し小雨の中、山頂を目指す。緩やかに数分も登ると右裸山経由が2分余計だがそちらを選ぶ、そして、10分ほどで右裸山、左山頂方面の分岐に着く。いくらか霧模様なので裸山を止めて左に進む。此処にもアヤメが咲いているし、ヤナギランがまさに咲こうとしている。
平らな道を約20分歩くと樹齢300年のカラマツの根本に着く。左からアヤメ平からの道が合流してくる。この辺りはコメツガの原生林のようで、それにカラマツが混ざり鬱蒼としている。そのせいか、霧のせいか視界が効かない。見かける花は終わったマイヅルソウ、コバイケイソウ、カニコウモリ等で変化はない。サルオガセが幾つも下がったカラマツ林も過ぎたりし、緩やかな上り下りを繰り返して山頂に着く。標識が無ければ山頂とは気がつかないだろう。
帰りは今来た道を引き返し、アヤメ平の避難小屋で大休憩をしてから戻る。途中の分岐で左、モミジ平のコースを選ぶ。ヤマシャクヤクを見つけるがあまりモミジが多いようには感じなかった。
登山口 | 見晴台にて富士山を望む |
見晴台にある田中澄江の碑 | 見晴台前にて秩父の山 |
不明 | 不明 |
クサタチバナ | |
センジュガンピ | オダマキ |
ヤマブキショウマ | グンナイフウロ |
テガタチドリ | アヤメ |
裸山分岐のアヤメ | アヤメ平避難小屋 |
アヤメ平避難小屋前風景 | アヤメ平の説明 |
アヤメ平の標識 | アヤメ平にある歌 |
裸山への分岐標識 | |
樹齢300年のカラマツ | |
裸山分岐の看板 | カラマツ林 |
櫛形山々頂 | 櫛形山々頂風景 |
山頂下りにて富士山を望む | イチヤクソウ? |
ヤマシャクヤク? | |