会員の山行 085号

【2006年09月23日/丹沢山:西丹沢(檜洞丸)神奈川県/木内茂雄調査】

【タイム】
西丹沢自然教室(駐車場)6:56〜7:04登山口〜7:40ゴーラ沢〜8:32展望台〜9:26三叉路〜9:46檜洞丸山頂9:51〜9:53青ケ岳山荘10:35〜10:37檜洞丸10:43〜11:06熊笹ノ峰〜11:09神ノ川への分岐〜12:19犬越路避難小屋12:30〜13:12用木沢出合13:18〜13:33登山口〜13:40西丹沢自然教室
【記 録】
横浜で亡父の七回忌が有ったので、ついでに昔登ったこの山を選んだ。舗装路を10分程歩くと右の沢に入る登山口の標識が有り、ここに入ると直ぐに沢から左の急斜面を登る。雑木林の中を登って行くと、病気なのか笹竹が全部枯れている。それから楓の木が多く有るので後10日もすると紅葉が見られるだろうか。
急登もやがて、尾根に沿った緩やかな登りとなり、一度ゴーラ沢に降りて、対岸、左の尾根に取り付く。そして、山らしい登山道となり馬酔木の木が目立つ。この山の名前に因んだ檜はと探すが見つからない。代わりに2,30メ^―も有る樅?らしい大木が道ばた
に有る。それから、リョウブが鹿に皮を食べられたのか枯れているのも有る。ここら辺りの笹竹は枯れていない。
全体的に樹林帯の中を登って行くと、展望台の標識が有り、山頂まで1,8Kと記されている。曇りなので遠くが見えないが太平洋まで見えるのだろうか?それから、登り始めの頃から遠くで雷が鳴っていて、寒冷前線でも来て居るのか寒く途中で手袋をする。
急坂を一頑張りすると、右テシロノ頭から来る道と三叉路となり、山頂まで600Mとある。更に木道を歩いて行くと、少し変わったアザミ(仮称ニシタンホソバアザミ)が所々に有り、そのほかトリカブトを一輪見つける。そして、出迎えるかの様に日が射し始める。木道の左右はマルバダケブキの残骸から想像しても時期には大きなお花畑になる様だ。更にその左右にはネットが張られているが鹿の防護用だろう。
名前が丸と付くだけあって、ダラダラした登りを行くとブナとヤシオツツジに囲まれた山頂に着く。山頂から右に2,3分下ると青ケ岳山荘が有り休憩する。
少し景気づけをしてから、山頂に戻り犬越路に向かう。かなり古いヤシオツツジが辺りに有り、時期には花の街道になるのだろう。それから、これまた大木のナナカマドが実を付けている。その先に下って行くとサルスベリに似たヒメシャラが木間に見える。熊笹ノ峰、神ノ川分岐を過ぎていくと正面に大室山が見えるようになる。左にはボンヤリと富士山が見えるが冬になれば写真になるだろう。
時には笹藪の見通しの悪い道を進むとやがて犬越路の避難小屋に着く、傍に名前の謂われの看板が有り写真を撮る。小屋は出来たばかりらしく綺麗だ。一服後、ジグザグ道を下って行くと、直ぐに樹林帯になり20分も下ると用木沢の右岸を緩やかに下るよぅになる。
用木沢出合で舗装道路にぶつかり左に曲がり駐車場に向かう。

登山口 登山口を振り返る
ゴーラ沢の出合の登り口 途中の標識
三叉路の標識 山頂のアザミ
檜洞丸山頂の標識 山頂のブナにツキヨダケ
山頂のブナの説明 檜洞丸青ヶ岳小屋
山頂に登って来る人達と熊笹ノ峰 神ノ川分岐標識
ヤシオツツジの頑張り ヤシオツツジの紅葉
途中にて蛭ヶ岳を望む 犬越路の標識
犬越路避難小屋全景 犬越路にて
熊笹ノ峰と後檜洞路丸を望む
犬越路の説明板 犬越路の謂われ