会員の山行 087号

【2006年11月03日/皇海山(すかいさん)群馬、栃木/木内茂雄調査】

【タイム】
8:55皇海橋9:20〜9:27山頂まで3,2キロ〜10:07山頂まで1,8キロ〜10:45鞍部(鋸山への分岐)〜11:30皇海山山頂11:35〜11:55見晴らし良い〜12:01鞍部12:37〜13;02右下の沢に分岐〜13:12鋸山山頂(引き帰し)13:22〜13:32左の沢への分岐の道に下る〜14:42登山道に合流〜14:57登山口まで0,7キロの標識〜14:57登山道入り口〜15:02登山口15:07〜16:05舗装道路
【記 録】
沼田から日光、尾瀬方面に向かい老神温泉を過ぎ、少し行くと右に折れる。そして中心線の無い道へと進み、皇海山の標識を目当てに二回だか右折れするとガタガタ道になる。道は右下の谷を見下ろして見通しの悪いカーブの多い道を行く。あまりにも長いので、帰りに距離を測ったら20キロで2時間かかった。速度は上の方では時速20キロ、下の方に来て漸く30キロ出せるかなりの悪路だ。
登山口の有る皇海橋の直ぐ手前には新しい公衆トイレが有り水洗である。周りは唐松が黄葉している。直ぐ近くに登山案内板が有り、其処に根利林道と記されているので利根林道の間違いだろうと思ったが、あとで調べたら間違い無く利根林道で有った。
標識に従い唐松の多い道を進み、皇海山まで3,2キロの標識が有る処から、沢を左に渡る。そして、1時間位、此の苔むした岩の間を流れる沢を右に見ながら進む。この辺り唐松が多く、葉が落ちているので、青い空から朝日が射し込んで来る。やがて、小沢を登る様になり傾斜はきつくなり始める。この頃、唐松は見あたらなくなる。20分程でこの小沢から分かれ急な山肌を登るようになる。この頃は空気が冷えてきて腕まくりしていた袖を下ろす。遠くから見た急峻な山とは思えないうちに稜線に着いた。右に行くと鋸山で、まず左の皇海山に向かう。周りはシラビソが大小有り、時には白骨化した大木が空に立っている。登りは急であるが、やがて、傾斜が緩やかになったかなあと思う頃、〔庚申二本柱大神〕と刻まれた銅の剣が立っていて、此処から二分程で皇海山山頂に着く。シラビソの木が多いが落葉樹が葉を落として居るので燧ヶ岳、白根山等が見えるがあまり見晴らし良くない。直ぐに引き返す。途中、見晴らしの良い処有り、少し道を外し鋸山を撮る。先ほどの鋸山への分岐のコルでユックリし、その尖った頂を眺めながら喉を潤す。その後、鋸山を目指す。暫く緩やかな登りを続けること25分位で右下に下る道有り、標識が無いので迷い道かもしれない。それを見ながら急登を続けると、背後には皇海山が見渡せる様になる。道端にシャクナゲが多いが蕾が付いていない。鋸山は見晴らし良く、皇海山が目の前で、その右に白根山、更にずっと右に庚申山、更に右に武尊岳が見える。それから、登山口のほうを見下ろすと、車が光っている。先ほどの迷い道らしい沢もその方向に合流しているのを確認しておく。そしてそれらを眺めてから今来た道を降りる。10分で左に先程の迷い道らしい処に着く。もし、迷い道でも、下では合流すると確認して有るので迷わずこれを下る。案の定、間もなく踏み後は無くなる。しかし、それは、承知の上なので、ドンドン下る。そして、これも想定の上だが滝が二つ有り、これを高巻きして降りて行く。
何処かで鹿の警戒する鳴き声が響いて来る。沢の木々の葉が落ちているので明るい沢筋を降りて行く。そして下の方に来て少し、右の沢の方に進路を取り、その沢を渡ると右に登山客が見え、予想通り登山道に合流する。登山口まで800m位の地点であった。後は、今朝来た道を下る。

トンネルの向こうは紅葉 途中の紅葉
登山口のトイレ 登山口案内図
山頂入り口標識 鋸山へのコル
山頂近くの銅剣 銅剣の根本
皇海山々頂の標識 山頂より白根山
山頂より燧ヶ岳 オオシラビソの白骨
皇海下りにて鋸山を望む コルにて鋸山を望む
鋸山にて庚申山を望む 鋸山より皇海山を望む
鋸山より皇海山を望む