会員の山行 090号

【2006年12月22日/豪士山・置賜駒ケ岳/吉田岳】

 高畠町上和田を抜け、林道を詰めて行った所に豪士山と駒ケ岳の登山口がある。この2山はそれぞれ冬期にピストンで登っているが、今回は雪もまだ浅く登山口まで車で入られるので、周遊コースで行ってきた。なおこのコースは、地元山岳会の方達のよりきちんと登山道整備が行われ、標識も備え付けられている。それによると夏道のコースタイムで約7時間となっていた。
 8時50分、豪士山登山口を出発。尾根道を快適に飛ばす。標高800m辺りから雪道となった。上部にトラバース道が出てくるが、そこは雪が多い時は尾根道を行ったほうが良いようである。深い雲海に包まれた置賜盆地が見晴らされた。ただその雲も、近いうちに上がってくるような気配である。10時10分、豪士峠に到着。ここでかんじきを履いた。20分ほどで豪士山頂(1022m)に到着。北方に鳩峰峠、竜ヶ岳が見えた。
 予定より早く着いたため、計画通り駒ケ岳への周遊コースへと向かった。ただ駒ケ岳ははるか遠くに見える。10時20分、ひかば越え通過。この辺は雪でコースが分かりにくくなっていた。11時、高畠町最高峰(1074m)に到着。地形図上ではこの山に名前が付いていないようだが、地元の呼び名はきっとあるのではと思われる。
 ここから進路を西にとり、駒ヶ岳へ。11時30分、駒ケ岳(1067m)到着。見晴らしが良い所だが、豪士山はガスに覆われてきたようだ。ここでまた南に進路をとり、信濃沢コースを下っていく。800m辺りでかんじきを外した。快適なコースを快適に飛ばす。道が整備されてあるのがほんとにありがたい。沼を越え、更に下っていくと車道に出た。そのまま歩いていき、13時20分、駐車場に到着した。

深い雲海の中の置賜盆地 豪士山山頂 最高峰(真ん中)と駒ケ岳(左)
高畠町最高峰 豪士山にガスが掛かってきた 駒ケ岳と湧き上る雲海