会員の山行 098号

【2007年07月28日/木曾御嶽山/木内茂雄】

【タイム】 
 中の湯(六合目)8;10〜8:59七合目〜9:55八合目10:10〜10:36明治不動〜11:37九合目〜12:07山頂12:35〜12:49九合目〜12:54岩室小屋〜14:35八合目〜15:10七合目〜15:40中の湯(六合目)登山口
【記 録】
 天気予報が良くなく、漸く木曾御嶽山が1日良いので450キロを走ってきた。
 登山口に行くまでの山間の道路脇に‘何とか大神’とか刻まれた石碑が随所に整然と林立しているのに驚く。時には何処かの宗教団体の霊場なのか、大型バスが駐車している。
 六合目登山口には駐車場が二つ有、直ぐ上のトイレの有る駐車場に停める。
 登山道は緩やかな登りで、木が横に並べられている。よく有る階段より段差が少ないので歩き易い。周りはシラビソの大木の林と、岳樺とナナカマドが少し混じり、地面は1メーターほどの笹竹で覆われている。そして、一般的なゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、カラマツソウ等が見られる。
 七合目手前で右からロープウエイまで10分の道が合流してくる。そして相変わらずの風景をヒタスラ歩き、八号目に着く。ここでと森林限界となり、上部が見えるはずだが山頂は雲の中で見えない。多くの霊神が祀られていて石碑もかなりの数で林立している。傍らにはイワギキョウ、アキノキリンソウとイワオトギリが咲いている。
 此処からは火山らしい、ガラガラ道になり、何やら硫黄らしい匂いがしている。
 高度が上がるに従いオンテデが目立ち始め、そして、イワツメクサが出迎ええくれる。左上の残雪を眺めながら霧で見えない山頂を目指すが、足に疲労を感じる様になりピッチがあがらない。九合目と思っていた岩室山荘が見えているがなかなか近づかない。漸く辿り着き、一服後、歩きだし、暫くすると九合目となる。ここが覚明堂となっていて霊神が祀られていて、四百万円寄贈の石碑が目立つ。そして、亀の子の様に一歩一歩ジックリ歩き山頂に着いた時は雨がポツポツ降り始めた。休憩後外に出てみると雨は止んでいるが相変わらずの霧である。そばにある整然とした石段を登り山頂で写真をただ撮った。石段脇にはミヤマガラシが石の間より何本も咲いている。此処から周遊して継子岳方面に行き、コマクサを見にいくつもりだったが、天候が回復しそうもないので、今来た道を引き返す。寒いので上は雨具を着て下るが、次第に暑くなり、黒岩辺りで上を脱ぐ。そして、下界は明るくなっていて、時にはよく見える。振り返って上を見るが霧のなかである。そこを信仰の山らしく白装束の人達が上り下りしている。 途中に有る霊神の所では団体でお祈りをしている。
 その後、上部は晴れることなく、登山口に着いてみると下界は晴れていた。

登山口風景 登山口の案内図 中の湯前の行者像
途中の禊場所? 八合目小屋 八合目の風景
御嶽山の説明 八合目の霊神 八合目の石碑群
アキノキリンソウとイワギキョウ 信者が行く 残雪と信者
黒岩付近の登山風景 黒岩付近にて
賽ノ河原からの尾根を望む
黒岩付近のオンタデ
オンタデ 祈願している人達 信者の祈り
岩室山荘 四百万円奉納の石碑 御嶽山々頂標識
山頂の像 ミヤマガラシ イワアカバナ
イワツメクサ