会員の山行 101号

【2007年09月09日/黒姫山 / 長野県信濃町/木内茂雄】

【タイム】 
 小泉山道登山口6:43〜7:14童話の森コースと別れ〜9:00姫見台9:14〜9:44越見尾根〜10:22黒姫乗越10:28〜11:11表登山道への分岐〜11:24黒姫山頂上12:08〜12:16表登山道への分岐〜アオトド帯〜12:46七合目ダケカンバ帯〜13:00ブナ林帯〜13:14五合目日の出石〜13:26四合目七曲がり上〜13:47しなの木〜13:56二合目弘法清水上〜14:04沢〜14:20頃車道〜15:14小泉山道登山口
【記 録】
 登山口はコスモス園入り口と同じで、7時開門となっていて、入る隙間が無くウロウロしていると、園関係者なのか向かって左10m位進んだ所から右に登りなさいと言われた。それを言われなければズーット待たなければいけなかった。(案内が不親切)その道は童話の森コースと記されている。
 道の両側は鉄線で仕切られている、牧場の様な草原を登って行くと、名前の分からないアザミが朝霧に輝いている。単純な道を十数分登ると右に折れて暫く平らに進む、そして、登り出して30分程で左に童話の森コースは分岐していく。此処は見晴らし良く遙か下方に野尻湖が、そしてその向こうには幅広い斑尾山が見える。傍には北信五岳の説明がされている。景色を眺めた後、今度はスキー場のリフトの近に沿って歩くので傾斜がきつくなる。最終リフトで振り返ると見晴らしが良い。この辺りからオヤマリンドウが目立ち様になる。他の山の物と比べ少し色が薄く、藤色をしていて、花の内部の筋はタテヤマリンドウに似ている。その他ウメバチソウ、エゾシオガマが咲いている。それから、白のツルリンドウが一株咲いていた。その他、花の終わっているノリウツギ、マルバダケブキ、ノリウツギ等を見つける。
 道は草原から、やがて、ブナ林を出たり入ったり繰り返して登って行く。そして、姫見台に着く頃は本格的な林になる。姫見台には大きな岩が有り、この上に立つと木越しに妙高山の頭が見える。此処からは視界がきかず、道は右に30分程トラバースして行くと越見尾根の標識に着き、左に登る様になる。この辺りも視界はきかず、足下にはカニコウモリと、花の無いマイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、エンレイソウ、タケシマランなどを見つけるが、山全体は花が少ない様だ。そして、黒姫乗越に着くと傾斜は緩くなりトドマツの木越えに小黒姫山と、角度によって七つ池が下に見える。此処で池に降りて行く道が右に分岐しているが、真っ直ぐになだらかに登る。平らとはいえ、木の根が無数に出ていて歩きづらい。黒姫山頂近くで左から表登山道が合流してくる。
 山頂までに一人しか会わなかったが、山頂では西登山道からの団体もいて暫く混雑していた。山頂では手痛いミスで肝心の泡とおつまみを忘れてきてしまい、寂しい昼食を済ませた。帰路は表登山道を下ったが最初は一気に下るがその後は、ジグザグ道で整備されていて歩き易い。途中、ひかり苔を撮ったが写真では上手く光らない。合目毎に標識が有り、アオド帯、ダケカンバ帯ブナ林帯、四合目は七曲がり上と有るがカラマツが多いので名前を変えたらどうだろうか。二合目弘法清水上を過ぎ沢を渡る時、トリカブトが咲いていた。
 そして、左に童話の森コースの標識がもう出るだろうと何回も思って居る内に舗装されて居る車道に出てしまった。真っ直ぐは黒姫駅方面となって居るので左に行くしかなく、緩やかな登りを延々と(後で分かったが黒姫山の裾野を)一時間ほど歩いてやっと、小泉山道登山口に着いた。

ツルリンドウの白 最終リフトより野尻湖と斑尾山を望む
オヤマリンドウ
ウメバチソウ姫見台
姫見台より妙高山を望む 越見尾根標識
黒姫乗越標識
表登山道分岐標識 黒姫山頂上標識
黒姫山々頂風景 ヒカリゴケの説明
ヒカリゴケ 八合目標識
七合目標識 五合目標識
四合目標識 しなの木
しなの木の説明 二合目標識
アザミと蝶 ノギク