会員の山行 118号

【2008年03月16日/見晴岩:宮城県丸森町/吉田岳調査】

 今回遠征してきたのは、宮城県丸森町の岩場。モノの本によれば「いささか時代の取り残された感があるが、ジャミングやプロテクションのセット練習には都合がいい」とのこと。さっそく会で買っていただいたナッツ、カムを持参し、アッキーとkonntyannとの3人で乗り込んでみた。
 小国より2時間半ほどで登山口に到着。快晴の日曜日と言うのに、ハイカーが数人いるだけで、岩屋さんは全くのゼロ。さすが「取り残された岩場」である。見晴台という場所が2箇所あったため時間のロスがあったが、尾根を越えてかすかに残る踏み跡を辿り、20分ほどで見晴岩に到着した。さすが名前の通り、見晴がいい。まずは、岩場の概要を知るべく偵察を行なった。
 とりあえず、懸垂下降で取り付きに下りていく。花崗岩の硬い岩質であるが、クラック系のルートが多く、ちょっと新鮮な感じである。ただうちらにはなかなか手ごわい相手であった。終点やフェイス部にはボルトが打たれてあるが、リードで登るにはナッツ・カムが必携である。それでも、登れなかったのを含め4つのルートを約7回づつ順番に登った。
 夕方4時で、クライミング終了。帰路に着いた。夕日に映える阿武隈川が美しい。七ヶ宿辺りから、また雪景色に戻っていった。レベルを上げて、また来年のこの時期に来てみたいと思う。

懸垂下降中のkonntyann 「水戸黄門慢遊記」でのアッキー
「ロコモーション」でのらっせるまん 「マスターハンドクラック」でのkontyann