会員の山行 137号

【2008年11月15日/大蔵山、菅名岳、鳴沢岳(新潟県五泉市)/木内茂雄】

タイム 
 大蔵山登山口駐車場9:00〜9:30一合目〜9:42二合目〜9:53三合目〜10:05四合目10:12〜10:21五合目〜10:30六合目〜10:41七合目〜10:55九合目〜11:04大蔵山山頂11:42〜11:54三五郎山〜12:30菅名岳〜12:46鐘〜13:02鳴沢岳13:20〜五葉尾根〜鳴沢、林道〜14:20菅名岳登山口〜14:46尾根14:54〜14:59巾沢分岐〜15:04どっぱら清水への分岐〜15:09林道〜15:40大蔵山登山口駐車場
記 録
 左膝痛(原因不明)のため約50日間登山を控えていたが、これ以上待てずに出かけてきた。国道49号線を津川に向かって走っていると、五泉市辺りで前方に手頃な山塊が見えているので、目的を変更してこの山にする。調べると右から大蔵山(大蔵岳とも言われているようだ)、菅名岳、鳴沢岳とある。 道脇にある標識を頼りに大蔵山を目指す。林道に入り、進入禁止の所にトイレと20台くらい止められる駐車場に車を置く。
 そして、鎖でゲートされている林道を10分くらい行くと右に大きな案内板が有、林道から離れて、林の中を登って行くと、10分位で林道に出る。右に行くと沢コース、真っ直ぐ林道を横切って目の前の階段を登る階段コースを登る。
  一、二合目と各合目のタイムを見ると、階段コースは此処からがスタート地点の様だ。紅葉の終わりかけの灌木帯を登り四合目で沢コースが右より合流してくる。此処で1ピッチ目の休憩をしてから、再び灌木帯を登る。たまに、30pくらいの鉄パイプがぶら下がっているが、熊よけ?だろうか、一度鳴らしてみたが良い音がする。
  2ピッチ目で大蔵山山頂に着くと見晴らしが良い。判るのは粟ケ岳、飯豊連峰が霞んで見え、その他幾重にも色々な山塊が見渡せる。それから、もう一つの標識には“大蔵岳”と記されている。風も無く、日向ぼっこをしながらユックリとBを飲み昼食を済ませる。そして、更に、先へと歩を進めるが、今までと違い起伏の少ない尾根道である。今は灌木の葉も散り始め、幾らか枝越しに景色が見えるが、葉の有る時期は見通しが悪そうだ。
 特徴の少ない三五郎山を過ぎ、菅名岳山頂に着くと、大勢の人達が昼食をしている。此処では展望がきくが写真を撮り通過する。葉の無いところから、これから行く鳴沢岳が見える。途中に鐘を吊るしたところが有、鳴沢岳への鞍部とか記されている。そして、鳴沢岳手前で阿賀野川辺りと宝珠山が良く見え、遠く霞んで飯豊連峰が見える。暫くして、鳴沢岳に着くと見晴らしが良い。目の前下は阿賀野川、その向こうは宝珠山、そして、二王子岳、飯豊連峰が霞んで見える。景色の良い山頂を楽しんでから、まずは、下り出す。
 数分下るとヒョロ長い標識に右馬下保養センター、左小山田方面と有り、左を選ぶ。更に下って行くと背の高い標識が有、右咲花、左小山田と有り、左を選び五葉尾根を下る。名前の如く五葉松が目立つ。そして約40分も下ると、急な鉄梯子になりこれを下ると鳴沢に出合い、林道となる。砂防ダム工事用に作ったろう道を20分も下ると、菅名岳登山道の標識が左を指示する。直ぐ向こうは駐車場だが道を左にとり、鳴沢の上を鉄橋で渡る。そして、目の前の階段を時々見上げながら一気に高度を稼ぐ。(これを登って尾根を乗越っして向こうに下らないと車に着かない。ヒドイ話)そして、この急な階段を26分登り尾根に辿りつく。
 一服後少し平に5分行くと右に巾沢の標識が有、漸く、下りとなる。そして更に5分下ると左どっぱら清水、右小山田と有り、右に下る。そして5分で林道に出て、此処から30分で駐車場に着いた。足慣らしとしては順調に終わり、終わりかけの紅葉もまあまあ楽しめた。それから、稜線で気がついた花類の葉はイワカガミ、ツルアリドウシ、アオキ、ノリウツギ、ヤブツバキ、ツルリンドウ等であった。それから、小規模だがブナ林も記憶に残る。

大蔵山登山口の駐車場 紅葉
4合目標識 黄葉
大蔵山山頂 大蔵岳山頂標識
大蔵山山頂風景 途中、菅名岳を望む
ブナ林の向こう大蔵山を振り返る 菅名岳山頂標識
菅名岳山頂風景 鳴沢岳を望む
霞む飯豊連峰大日岳を望む
鳴沢岳山頂 鳴沢岳山頂より宝珠山を望む
小山田方面の標識 紅葉
紅葉 鉄梯子
山の神 菅名岳尾根登山口
菅名岳登山口の鉄橋 どっぱら清水と鳴沢岳分岐の標識
林道の案内板