会員の山行 141号

【2009年02月07日/袴腰山(新潟県 旧下田村)/木内茂雄】

【タイム】
八木鼻登山口9:00〜9:30稜線(八木鼻山往復)9:40〜9:50追分の松〜三角山〜10:41袴腰山
【記 録】
 群馬の山を考えていたが、天気が急遽良くなったので此の山を選んだ。私の土地の字名に“腰巻”が有、何となく似通ったような名前の山なので来てみた。それから、上川村にも字が違うが“袴越山”が有る。
 国道289号線を走って来るとやがて、左側に今でも水が豊富な五十嵐川に沿って行く。途中、川原で白鳥に餌付けをしながら写真を撮っている人を眺めた。八木神社を過ぎて直ぐに左には八木鼻の岩壁が垂直に立っている。その先の右側に登山口の駐車場が有り、此処から真正面に真白な粟ケ岳が目に入る。その右には双耳峰の白根山、その右には烏帽子岳が有り、次の機会にはと思いを巡らす。
 登山口から直ぐに雪の登山道に入り、岩壁を右に見上げながら、“この岩はクライミングの練習場になるだろうか?オーバーハングで岩が脆そうだなあ”考えつつ、少し下る。そして、杉林に入り、八木神社手前から右に登山道が有る。この時期は車に注意して国道を戻って、神社参道から登った方が良いかも。
 登山道の雪は凍みていて、カンジキ無で登って行ける。八木鼻山からの稜線近くなる頃、一瞬、猿の縄張り争いの奇声が聞こえる。稜線に出て、右に八木鼻山まで行って見ると下界が見えるし、これから行く袴腰山もよく見えるが見えるはずの粟ケ岳の山頂は雲の中である。先程の分岐まで10分往復してから、袴腰山を目指す。
 雪の状態は相変わらずなので、夏道と変わらないペースで順調に歩く。“追分の松“、“三角山”そして、馬の背を過ぎて三つ目のピークを登り、左のブナ林を少し下り、それから、袴腰の登りになる。次第に傾斜がきつくなり、山頂直下は雪が付いているので難易度はかなり高い。下りは慎重に降りないと滑落の危険性が有、もし、足を滑らせればかすり傷では済まないだろう。
 山頂は平で、“成功の鐘”が下がっている。景色は360度良いはずだが粟ケ岳の山頂は相変わらず雲の中で、その他の山々も霞んでいる。疲れが出る前に先程の急傾斜を下り、途中でユックリ休憩する。其の後、同じ道を降りてから、八木神社に寄り、歴史ある建物と杉の大木を眺める。そして、国道を5分歩き駐車場に戻る。
登山道案内板
八木鼻登山口駐車場
八木鼻登山口駐車場より粟ケ岳を望む
八木鼻登山口駐車場より白根山を望む
八木鼻岩壁を見上げる
鼻岩壁を見上げる
稜線の標識
八木鼻山頂の方位盤
八木鼻山頂より袴腰山を望む
八木鼻山頂に有る標識
追分の松の標識と後方袴腰山
袴腰山山頂標識
袴腰山頂に有る成功の鐘
成功の鐘の説明
八木神社全景
八木神社の説明
八木神社の拝殿
八木神社の馬絵
八木神社の杉
八木神社の神水
八木神社の子安殿
八木神社に有る歌碑
歌碑の説明
八木神社の参道