会員の山行 144号

【2009年03月08日/米山及び抱姫神社散歩/木内茂雄】

【タイム】
 大平集落駐車場6:45〜6:55林道より別れの登山口〜7:35二ノ字〜7:51七百十一米ピーク〜8:50米山山頂10:20〜11:09二ノ字〜11:39登山口〜11:50駐車場
【記 録】
 群馬より新潟の方が天気良いので急遽米山に変更する。北陸高速道:米山ICで降り、国道を走って行くと、暫くして左側に”抱姫神社”の看板が有る。姫を抱くとは、、、、と良からぬ思いを巡らせ、帰りに時間が有れば寄ることにする。
 間もなく、左に大平集落登山口の標識が有、入って行くと正面向こう高くに米山と山頂の小屋が見える。まず1枚撮る。駐車場でザックにワカンを付けて歩き出そうとしたら、地元の人から”今日は要りませんよ”と言われ、車に置いて出発する。
 蛇行している林道を横切りながら、10分程で程で本格的な登山道に入る。確かに雪は少なく、ジグザグ道を普通に歩く。以前に登ったことが有るのだが、全く記憶が無い。登山道は階段状に整備されていて、時にはステップの中間に小さなステップを置いて工夫されていて歩き易い。もっと増やしてくれるといいなあと思う。地面には馬鹿でかいイワカガミの葉と、上を見れば今にも咲そうなマンサクの花が有り、帰りに花が見れるだろうと期待する。周りはブナとミズナラが混ざった林である。”二ノ字”の標識の有る小ピークから山頂が良く見える。そして、雪は少し増えてきていて、もぐらないが凍み雪で滑りそうなので何処かでアイゼンを付ける。地元の人達はスパイクの長靴で私を軽く抜いて行く。711mの一番大きいピークに立つと山頂が大分近づいている。そこから、少し下ってから、山頂への本格的な急登が続く。確か”ガンバレ岩”という大きな石が有ったが雪の中で分からない。そして、凍っている、急斜面だがステップが有り、一気に登り山頂に立つ。
 期待してきた佐渡は見えず、妙高、谷川、守門などは霞んでいる。この間、登った八石山と刈羽黒姫が見える程度である。それでも、神社の先の右方向に有る雪の台地まで行き、景色を楽しみながら、足元を見るとタヌキ?がウサギを追いかけて足跡がある。そして、振り返り霧氷の付いた木と神社と小屋を何枚も撮る。
 そして、小屋に戻り、ユックリとSを嗜む。寒くてとてもBには手が出ない。小屋に有る毛布を借り悴む足に巻きつける。結構気温が低いようだ。小屋内に有る説明案内の写真を撮ったり、2階に上がったりして観察する。2階も総2階で広く、毛布も置いて有る。あとから、何人も登山客が来るが地元の人達らしく直ぐに降りて行く。私は一人ユックリと食を嗜んでいる人と言葉を交わしながら、寒い山の気分に浸る。
帰りは同じ道を引き返す。途中のマンサクは咲いていた。
大平集落に着き傍らの水路で靴を洗っていると、その土手にエンレイソウとキクザキイチゲ咲いている。
大平集落から国道に出て右に曲がると右側に車が4,5台止まっている。何かと見ると、旗持山登山口となっている。低い山だが、この次はおまけで登ろう。
“抱姫神社“
 国道を今朝見た抱姫神社の標識の所で降りてみると、傍らの橋にYONAHIME BURIDGE と読みが違っていた。車が数台止まっているのを見ながら入口に行くと名前の謂われが義経に関わっている説明書きが有。これを撮る。ようは抱きとは“へその緒”意味とのこと。
 そして、境内に入っていくとかなりの歴史を感じる椿の大木、イタビカズラの大木、更には古めかしい石段、狛犬、石の鳥居、参道、本殿の軒に有る彫刻等、等で小さいがかなりの歴史を醸し出している。良く観察してみると、国道が新しく、上部に出来たため本来はかなり下から、石段を上がってきたと推察されるが、今は一寸の階段なので御利益が少ないのでは。
 この後、ICを少し過ぎて行き右上に有る風の丘に見える風車を目印にして、米山山荘の風呂につかる。この風呂から日本海が良く見えるので風呂に入りながら夕日を見るのは最高だろう。
夜明けの米山を望む
林道から外れ登山道入り口
登山道の案内標識
二ノ字の標識
二ノ字の説明
二ノ字から見た山頂
途中の説明標識
711mの標識後方山頂
711mから見た山頂
霧氷が付いた山頂を見上げる
山頂の小屋
山頂の神社
佐渡、弥彦、米山国定公園の説明
山頂から遠く刈羽黒姫を望む
山頂近くで兎と、追いかけるタヌキ?の足跡
空に浮く山頂小屋と神社
八石山を望む
遠く刈羽黒姫を望む
小屋の中に有る説明書き
小屋の中に有る原三角点の説明
マンサクの花
エンレイソウ
キクザキイチゲ
大平集落の廃屋
抱姫橋
抱姫神社入り口
抱姫神社の説明書き
抱姫神社の説明書き−2
入口に有る母子地蔵
抱姫神社より国道を望む
抱姫神社の彫刻
抱姫神社の狛犬と大木
抱姫神社境内の風景
抱姫神社の全景
イタビカズラの大木
椿の花が咲いていた
風の丘の米山山荘
風の丘の風車
風の丘の松並木の説明
風の丘より旗持山を望む
風の丘より米山を望む