会員の山行 162号

【2009年10月18日/武尊岳(ホダカダケ):群馬県水上町/木内茂雄調査】

【タイム】
 武尊神社登山口6:46〜6:48武尊神社〜7:13小さな駐車場〜7:26手小屋沢避難小屋と剣ケ峰との分岐〜9:24稜線(剣ケ峰への分岐)〜9:32剣ケ峰山頂9:45〜9:51分岐に戻る〜10:50武尊岳山頂11:59〜12:59手小屋沢避難小屋標識〜13:01手小屋沢避難小屋13:03〜13:05上の原登山口からの合流標識〜13:29小沢〜13:39剣ケ峰コースからと合流〜13:48小さな駐車場〜14:10武尊神社〜14:12登山口14:18裏見の滝入口〜14:25裏見の滝
【記 録】
 先週は雨で断念したが今日は快晴の中、登山口から歩き出す。2分で武尊神社前に立ち車道のゲートを見ると、先週はが閉ざされていたが、今日は開いている。車道なので車に引き返し、車で行こうかとも考えたが其の儘徒歩を続ける。
 約30分歩いた所に数台止められるスペースが有る。此処から先は傾斜が少し急になり、荒れていて、オフロード車でないと車の腹を磨る破目になるので、歩いた方が無難だ。
 比較的平らな道を40分も歩くと左に手小屋沢避難小屋方面との分岐になるが、真っ直ぐ剣ケ峰方面に進む。登山道沿いの木々が唐松、ブナ林、トドマツと変化していくに従い傾斜がキツクなり高度も稼いで行く。右向こうには木々の枝越しに獅子ケ鼻山が見える。時には、かなり年数が絶った檜も見掛ける。そして、足元は土がヌカルンデいてズボンが泥んこで汚れる。
 稜線に出ても、標識の有る所は木々が邪魔をして視界が利かない。この標識から剣ケ峰に向かい急傾斜を登ると、直ぐに森林限界になり視界が一気に開け剣ケ峰山頂となる。
 山頂は細長く狭いが登山道以外はシャクナゲといった風情だ。そして、これから行く武尊岳まで笹の尾根が延々と続いて、快晴の中、見晴らしは最高だ。楽しみはつかの間にして、直ぐに武尊岳に向かう。
 小さな起伏は有るが、全体がほぼ笹に覆われているだけで、景色を眺めながらの稜線漫歩である。時々振り返って見る剣ケ峰は名前の通り顕著な尖がりを誇示している。最後の登りはこの山の特徴の平らな石の重なりを、滑らない様にして行く。
 武尊岳山頂には反対側から来た人達も合わせて賑わっている。40年位前に来た時に確か大和武尊の像が有ったはずだが、と見回すが無い。雷でも落ちて消滅したかなと思いつつ、中ノ岳の方を眺めると肉眼で像らしいのが有る。数分の距離なので行って見る。間違いなく像が立っているが以前の物と同じ物かどうか?それから、山頂に戻り360度の景色を思い切り眺めながらユックリする。
 山頂の人達が減り始める頃、手小屋沢避難小屋方面へと下山開始する。少し下り振り返ると山頂は丸くなり間もなく見えなくなる。そして、辺りはトドマツが目立ちだし、此の頃、空は高曇り始める。
 このコースは岩場が何か所かあり、鎖場、ロープ等が固定されている。百名山のせいか幾らか過剰な対策にも思えるが?唯、人通りが多いせいか、岩が泥んこで汚れていて、少しスベリ易いので要注意である。この岩場で高度を大分下げ、以後は木の根、竹の根に気をつけて下れば易しいコースである。
 手小屋沢避難小屋の標識の所で右下を見ると、数分下った窪地にカマボコ型の小さな小屋が見える。物好きにそこまで下り内部を見学すると、収容スペース数人程度の狭いものである。
 元に戻り数分下ると、右に上の原登山口方面へと分岐する。此処から左にコースをとり、黄葉最後のブナ林を眺めながら下る。そして、朝来た道と合流し、武尊神社へと下山する。駐車場に荷物を置き、裏見の滝を見に7分程下り、本日最後の写真を撮る。

登山口
武尊神社
武尊神社の謂れ
分岐の標識
足元は落ち葉
オフロード車も此処まで
途中獅子ケ鼻山を望む
剣ケ峰への分岐
剣ケ峰山頂
剣ケ峰山頂より武尊岳を望む
剣ケ峰より前武尊を望む
剣ケ峰より武尊岳に向かう
剣ケ峰を振り返る
剣ケ峰を振り返る
剣ケ峰を振り返る
武尊岳山頂直ぐ手前の標識
武尊岳山頂
山頂にて左から中ノ岳、家ノ串山、前武尊
山頂より剣ケ峰を望む
山頂で寛ぐ人達
大和武尊像
大和武尊像
山頂より左至仏岳右燧ケ岳
山頂を振り返る
途中の鎖場
手小屋沢避難小屋標識
手小屋沢避難小屋
手小屋沢避難小屋入口
手小屋沢避難小屋内部
上ノ原登山口との分岐
下山途中獅子ケ鼻山を望む
紅葉
裏見の滝標識
裏見の滝