会員の山行 165号

【2009年11月21日/十二ケ岳:群馬県渋川市/木内茂雄調査】

【タイム】
 入道坊主登山口10:23〜11:04尾根分岐点〜11:14鞍部〜11:19十二ケ岳登り口(男坂、女坂分岐)〜11:33十二ケ岳山頂12:31〜12:33小野上温泉駅との分岐〜12:35祠〜12:40男坂、女坂分岐〜12:42鞍部〜13:05入道坊主登山口
【記 録】
 この季節になると我が雪国の天気はあてにならない。予報を見ていると群馬県が良さそうなので300km走って沼田市、高山村経由渋川市の小野上駅目指して来た。登山口を見過ごして適当に左側の山を目指して車を走らせたがなかなか見つからない。
 この斜面は開拓部落なのか谷、尾根を巻きながら縦横に何本も道が有るので判りづらい。漸く探しあて、細いが舗装された急坂を登る。(帰りに驚いたがLモードでエンジンブレーキをかけてもスピードがつき、時々ブレーキをかける。)左にあずま家が有り直ぐ先左に入道坊主登山口が有る。駐車場と言う程の物は無いが、仮設用トイレが置かれている所の近くの路肩に何となく車を止める。
 登り出すと直ぐに杉の植林帯になり、幹回りを見ると4,5十年は経っているようだ。やがて、かなりの急傾斜を登るようになると、次第に杉から灌木帯になる。右側は沢がつめてきて岩場になるが、道は左に巻く。この傾斜のきつい道は雨で濡れると滑り易すそうなので下りは要注意だ。
 30分も登ると尾根に着き、左より小野上駅方面からの道が合流して来る。此処から右に行くと左側の尾根を巻く様にして鞍部まで行く。鞍部では右に中ノ岳、向こうの下りは高山村、そして、左の十二ケ岳を目指す。5分も歩くと真っすぐに登るのが男坂、右に巻いて行くのが女坂の分岐に着く。
 まずは直進して、一気に急登りを15分頑張ると山頂になる。視界は360度開け、赤城山、榛名山、浅間山が微か、谷川岳は雲の中であるが、方位盤には遠く槍ヶ岳、穂高岳、その他かなりの山々が望めるとある。快晴だと素晴らしい展望が望めるので、70、80歳になっても楽しめる山だ。
 それから、此処までの道程で草花はあまり望めないようだが、りょうぶの太い木とツツジ、それから直径10cmくらいのシロヤシオ(幹がマツカワ)を見つけた。稜線にはツツジ類が数多くあるのでは?
 出発時間が遅かったので此処で昼食をしていると、自宅より電話があり、近親者が急病になったので“帰って来い”の指示が有り、残念ながら中ノ岳、小野子山を諦めて引き返す。今来た道とは反対の女坂コースを取り、2分も下ると左から小野上駅方面からの道が合流して来る。此処から右に巻く様になだらかに行くと右に、小さな祠がある。その先、5分で男坂からの道に合流して、後は先程来た道を引き返す。

十二ケ岳全景
入道坊主登山口
入道坊主登山口風景
入道坊主登山口風景ー2
途中杉林の中の標識
尾根に出て分岐点
十二ケ岳を見上げる
十二ケ岳への分岐の鞍部
鞍部の風景
十二ケ岳登り口:男坂女坂分岐
デコボコの木
十二ケ岳山頂
山頂より榛名山を望む
山頂より中ノ岳、小野子山を望む後方赤城山
山頂風景
山頂直ぐ下小野上温泉駅への分岐
途中の祠
名残の紅葉
小野上温泉に下る途中十二ケ岳を振り返る
目立つ岩峰
小野上温泉:美人の湯より十二ケ岳を見上げる