会員の山行 191号

【2010年06月12日/西丹沢:檜洞丸 (神奈川県)トウゴクミツバツツジ、シロヤシオツツジ/木内茂雄調査】

【タイム】
 西丹沢自然教室登山口8:32〜8:33祠尾根取り付き〜8:50右より尾根合流〜9:25左より尾根合流〜9:39左より尾根合流〜9:56岩が目立ち始める〜10:30登山道に出る〜11:21ヤブ沢の頭〜11:34石棚山〜12:14テシロノ頭〜12:46つつじ新道分岐〜13:07檜洞丸山頂14:00〜14:12つつじ新道分岐〜15:18ゴーラ沢出合15:28〜15:44新道分岐〜16:04西丹沢自然教室登山口
【記 録】
 横浜の実家で母の13回忌の法要が有り、ついでにこの山に来た。
 登山口の駐車場は一杯で、道路脇に止める。バスも大勢の人達を降ろしている。自然教室を左に見て、その先直ぐ右の祠の階段の右横の不確かな山道を登り出す。地図には記載されていないコースなので、誰も登って来ないので静かでとても良い。但し登りに使うには迷うことも無いが、下りに利用する場合は途中、3箇所尾根が分かれるので、予め、印を付けて置かないと迷うだろう。
 登って行くと17分くらいで右から尾根が合流してくる。此処には標識、テープ、赤ペンキなどの印が無い。その先35分で左より尾根が合流してくる。此処には赤テープが2箇所巻かれているが下りではほぼ右に行ってしまうだろう。分かる様に4箇所くらいビニールテープを巻きつける。
 それから先、15分位で左から尾根が合流してくる。此処にもアカテープ、赤ペンキが付いているが下りで右に行ってしまうだろう。そして、尾根が少し痩せてきてから、何箇所も赤ペンキが塗られているが、これは、あまり必要ない。むしろ、尾根合流の3箇所を丁寧にマーキングすれば下りも迷わないだろう。
 微かな踏跡を頼りに登り、時にはフワーットした苔に触りながら高度を稼ぐ。全体としては花の無い雑木林で、1本のヤマツツジを見ながら登り、そして、箒沢からの登山道に何となく飛び出す。此処にはこのコースに入らない様にロープで進入禁止になっている。
 後は一般登山道なので、神経を使わなくても登山道は整備されている。ヤブ沢の頭の直下は急斜面で土留めの柵がされている。道端にはウコンウツギ、コゴメウツギ?クワガタソウの花とエイザンスミレの葉、テナンショウ等を見つける。その他アセビの木が有るなあと見渡していると、シロヤシオツツジの太い幹が登山道脇にチラホラ見かけるが花は付いていない。
 そして、石棚山に着く頃には、何時しかブナ林の緩やかな登りとなっていく。それから、足元にミツバツツジの花弁が落ちていると気づく時、視線を上に向けると次第にミツバツツジの満開が見られるようになる。
 途中、コバイケイソウの群生、アザミの畑、イワキンバイとニガナの花等が退屈させない。ミツバツツジに喜んでいると、やがて、シロヤシオツツジの花弁が地面に目立つ様になり、何時しか幹に見られる様になる。しかし、シロヤシオは盛りを10日くらい過ぎている。
 つつじ新道が左より合流して来てから、山頂までミツバツツジの満開を楽しみながら登る。その他の植物はカエデイチゴ、1本のマイヅルソウ、そしてマルバダケブキが群生している。緩やかでダラダラした木道を登り切ると山頂では花見の登山客が一時を楽しんでいる。私も此処のミツバツツジの下でユックリと2缶嗜んで休憩する。
 一服後、山頂より12分位写真を撮りながら下り、つつじ新道へと標識を右に下る。そして、ミツバツツジとシロヤシオツツジを楽しむのも一時で、やがて花は終わる。後は足を前に出す単純作業で登山口へと帰る。
 この山の感想として、トウゴクミツバツツジもさることながら、シロヤシオツツジも随所に見かける大木から推察するに、他のコースでも楽しめるのではないだろうか。

西丹沢自然教室
祠横登山口
左より尾根合流赤ペンキマーク
尾根風景
岩混じりの斜面
道は苔
登山道に出て振り返る
コゴメウツギ?
ウコンウツギ
エイザンスミレの葉
クワガタソウ
途中の標識
土留め
アセビの葉
シロヤシオツツジの大木
イワキンバイ
ヤブ沢の頭
ツクバネソウ
玄倉への標識
ブナ林
登山道のブナ
石棚山
保護地区の案内板
階段の向こうにミツバツツジ
足元にミツバツツジの花弁
登山道が区画されている
苔むす古木
アザミ畑
コバイケイソウの群生
ニガナ
登山道にミツバツツジ
登山道横にもミツバツツジ
新緑とミツバツツジ
登山道に太いシロヤシオツツジ
随所にミツバツツジとシロヤシオツツジが混在
楽しませてくれるミツバツツジ
シロヤシオツツジの花弁
カエデイチゴ
テシロノ頭
シロヤシオツツジが出始める
マルバダケブキの群生
ミツバツツジ
ユーシンロッジへは通行不可の説明
シロとミツバツツジが同居
ブナとミツバツツジ
ツツジ街道への分岐
シロヤシオツツジの大木
満足してかえる登山客
撮りまくる登山客
凄い古木
何花?
ミツバツツジ満開
檜洞丸山頂
山頂でお花見
下山も振り返る
色鮮やかなミツバツツジ
シロヤシオツツジは終わり
燃えるミツバツツジ
ミツバツツジ満開
下りもミツバツツジ
散り始めているシロヤシオツツジ
ゴーラ沢出合い
ゴーラ沢出合風景
何?
新道の標識