会員の山行 192号

【2010年06月27日/奥日光:千手ケ浜と高山(クリンソウとシロヤシオツツジ)/木内茂雄調査】

【タイム】
 竜頭の滝臨時駐車場8:57〜9:26赤岩〜9:53高山への分岐〜10:06千手ケ浜〜クリンソウ群生地〜10:42千手ケ浜11:03〜11:15高山への分岐〜11:46小田代ケ原との分岐〜12:20高山山頂12:29〜13:18登山口〜13:38駐車場
【記 録】
 梅雨時で何処も登山向きでないので、此処のクリンソウを見に来た。
 駐車場から1分で千手ケ浜の標識に従い、遊歩道へと進む。道は中禅寺湖を周遊するようなハイキングコースで、起伏は少ない。唯、地形は湖面に急勾配で落ち込んでいるので湖面より、2,30m上を歩く。
 途中何箇所にも説明書きが有り、色々と勉強になる。季節にはシロヤシオツツジとトウゴクミツバツツジが見られると有るが、今は終わっていて何も無い。葉で判断するが、特にシロヤシオツツジの幹が目立つ。
 途中の説明書きにはマツハダとも言うとあるが、他ではマツカワと言う。(更に別名はゴヨウツツジである。)その他、古木と言うか大木が目立つ。説明書きに樹齢200年と説明されているが成程と頷ける。私の分かるのはミズナラ、トチノキ、柏、クロベエ等である。それから、秋にはカエデやツツジの紅葉が見事だと説明されている。
 それにしても森林の中の散歩道で高山への分岐点を過ぎてから13分位で湖畔が開け千手ケ浜に着く。此処では、右200m先のバス停からクリンソウの観光客が来ていて賑やかだ。真っ直ぐ進み、橋を渡り、その先吊り橋を渡り200m位歩いてクリンソウの花畑となる。
 保護の為、柵などがされていて、中には入れない。写真を撮るには時には望遠を駆使する。遠くに黄色が1本見えたので望遠を最大にして撮るが、手持ちの為なかなかピントが合わない。よく撮れたと思っていたが、帰ってきて見たらピンボケである。
 一通り花を見てから、千手ケ浜に戻り、昼食をしながら湖面の向こうの雨に霞む男体山を撮る。それから、先ほどの高山分岐まで戻り、左に折れて高山へと登り始める。
 最初は緩やかな登りだが、次第に山らしい急傾斜になりやがて、峠の地形になると、小田代ケ原との分岐になる。そして、高山へと進路をとりジグザグ道を登って行くとシロヤシオの幹が目立つ。時には林の様になっていて時期にはお花見が楽しめそうだ。来年は花見に来ようと思いつつ、山頂に着く。
 木々の中で見晴らしはきかない。太いカラ松が印象的で有る。此処からは、右下に時々微かに見える中禅寺湖に沿った尾根を歩いて行く。相変わらずシロヤシオは目立つが石楠花はそれ程多くない。そして、どう言う訳かこの辺りの地面には笹が密集している。
 そして、或るピークを左に巻いて高度を下げて行くと何時しか道は緩やかになり、下界の雰囲気になる。そして、コバイケイソウの群生と、カラマツソウが咲いている。それから、竜頭の滝上の登山口まで間もなくである。
 湯川に掛かる竜頭ノ橋を左に見て車の通りの多い国道を渡り湯川に沿った笹薮の小道を下ったが、直ぐに鹿除けの網で進入禁止で戻される。結局、国道を竜頭の滝入口まで歩き、駐車場へと帰る。

千手ケ浜、西湖の標識
千手ケ浜へ3,7kの標識
ギンリョウソウのオス、メス?
遊歩道風景
中禅寺湖を見下ろす
途中の標識
テンナウショウ?
シロヤシオの太い幹
ツツジの説明
赤岩前より中禅寺湖を眺める
シャクナゲの説明
ボートで遊ぶ親子
カエデミズナラの説明
梅雨空の湖面
湖畔
トチノキの説明
ミズナラの大木
またシロヤシオの幹
遊歩道風景
紅葉の説明
大木
高山への分岐
ニッコウと名の付く植物の説明
クロベエの大木
中禅寺湖の魚の説明
千手ケ浜
ピンボケの黄色のクリンソウ
クリンソウ
クリンソウ
千手ケ浜にある標識
千手ケ浜の説明
外国人に好まれた中禅寺湖
鱒の登る川の説明
クリンソウ見学橋
一面クリンソウ
一本だけのニッコウキスゲ
クリンソウを撮る人
クリンソウ
川べりに咲くクリンソウ
川べりに咲くクリンソウ
川べりに咲くクリンソウ
クリンソウ満開
クリンソウの花畑
クリンソウを撮る人
クリンソウの向こうは中禅寺湖
シラカンバ
つり橋を帰る
千手ケ浜にて男体山を望む
千手の森の説明
千手ケ浜にも大木
千手ケ浜にも大木
千手ケ浜に有るクリンソウへの標識
高山分岐に有る案内板
小田代ケ原との分岐
シロヤシオツツジの林
高山山頂
途中の案内板
コバイケイソウ群生
湯川に掛かる竜頭の橋